1月8日〜11日に米ラスベガスで開催された「CES 2019」。世界中の電気・通信機器・自動車メーカーが一堂に会し、その年のトレンドを展望できるイベントです。しかし、スマートフォンの出展はさほど多くはありません。世界最大級のモバイル見本市「MWC」が2月下旬に開催され、多くのメーカーがMWCに合わせて新モデルを発表するからです。モバイルを取材対象とする筆者にとっては、CESはちょっと刺激が足りないイベントなのですが、今年はそんなことはなかったです。「これ、日本でも売ってほしいなぁ〜」と思うスマホに出会うことができました。
では、筆者がCES 2019で注目したスマートフォンをベスト5形式で紹介させてください。
第5位/画面内カメラを搭載する「Honor View 20」
米中摩擦の問題などから、アメリカ市場からの事実上の撤退を余儀なくされているファーウェイ。CESへの出展も中止するのでは? と噂されていましたが、メイン会場に大きなブースを構え、多くの来場者で賑わっていました。
日本でも発売されているHUAWEI Mate 20 Pro、HUAWEI nova 3などに加えて、日本未発売のHONORシリーズの新モデルも出展されていました。そこで惹かれたのが「HONOR View 20」というモデルです。
6.4インチのディスプレイの左上に小さな穴があり、そこに25メガピクセルのインカメラが搭載されています。
背面パネルは特殊な加工が施されているようで、V字が浮かび上がるように輝きます。48メガピクセルカメラと3Dカメラを搭載し、3Dカメラを生かしたゲームなども楽しめるようになっています。
4000mAhの大容量バッテリーを搭載し、HUAWEI Mate 20 Proにも搭載されている高性能チップ「Kirin 980」を搭載していることも魅力です。
第4位/5つのカメラを搭載する「LG V40 ThinQ」
日本ではドコモとauが取り扱う「V30+」の後継にあたるのが「LG V40 ThinQ」です。グローバルでは2018年10月から発売されており、ユーザーからの評価も高いハイエンドモデルです。CES 2019の「BEST OF INNOVATION」も受賞していました。
筆者がとりわけ気に入っているのがカメラ。背面に3つ、前面に2つのカメラを搭載し、背面カメラは望遠・標準・広角で撮影でき、3つのレンズで同時に撮影できるという便利な機能も備えているとのこと。前面カメラも標準・広角の切り替えができるので、背景を広く捉えたセルフィーも撮れます。
なお、外側カメラで景色を撮影してから、前面カメラで自分を撮り、合成できるというユニークな機能も搭載。
「LG V40 ThinQ」の日本発売は未定のことですが、ドコモやauから発売される可能性は十分にあるでしょう。というか、ぜひ発売してください!