今年10月、消費税が8%から10%に増税となります。もちろん高価格な製品ほど増税の影響は大きいが、必ずしも“駆け込み買い”が得とは限りません。本特集では、増税前に狙い目のカテゴリを抽出し、そのなかからプロがベストバイ製品をセレクト。“買うべきモノ”をしっかりと見極めて、増税前後の「勝ち組」になりましょう!
iPhoneは増税前に買ってイイ? 「いま買うor新モデルを待つ」、その決め手はどこにある?
毎年着々と進化を続けるiPhone。近年のモデルは高価になっていることもあり、増税前後のどちらのタイミングで買うかは重要な問題です。見極めポイントをプロに聞きました。
iPhoneの新モデルは毎年秋に発表されます。増税開始予定は10月1日なので、今年の発売タイミング次第では、新モデルを増税前に購入できるかもしれない……!?
2018年はこうだった!
●9月12日 iPhone XS、XS Max、XR発表
●9月14日 XS、XS Max予約開始
●9月21日 XS、XS Max発売
●10月19日 XR予約開始
●10月26日 XR発売
【Q1】 新iPhoneは現行機と比べてどんな風に変化しそう?
【A1】 デザイン面などに大きな変更はナシと予想。カメラなどの進化に期待
「今年についてもまだデザイン面での大きな変更はないと考えられます。カメラやCPUの性能アップはあると思いますが、革新的に何かが変わるというよりは、順当な進化である可能性が高いのではないでしょうか。むしろ、本質的な進化はハードよりもOSの側にある可能性が高いと予想されます」(西田さん)
【Q2】iPhoneを増税前に買うメリットは?
【A2】iPhoneは高額なので増税分2%の差額は大きい
「端末価格が高額になってきているので、増税分の金額も大きいことがまず挙げられます。さらに、春以降にキャリア『完全分離プラン』の導入が必須となる関係で、今後『実質○○円』のような、本体価格の通信費による割引が難しくなります。結果として、いまの時期に購入するのはおトクといえます」(西田さん)
【その1】全6色が揃ったカラバリも魅力のハイコスパiPhone
Apple
iPhone XR
9万1584円~
最新の液晶ディスプレイ「Liquid Retina」と堅牢なアルミフレームを採用。12MPカメラを搭載し、全6色のカラバリが揃います。ホームボタンはなく、ロック解除はFace IDで行います。
SPEC●プロセッサー:A12 Bionic●OS:iOS 12●ディスプレイ:6.1インチ(1792×828ドット)●サイズ/質量:約W75.7×H150.9×D8.3mm/約194g
カメラ以外はXSと大きな差がないハイコスパでお買い得な端末
「性能ではXSと大差なく、実はとてもハイコスパな端末。XSとの違いは”光学2倍撮影ができるか否か”なので、カメラに満足できるならおトク感は大きい」(西田さん)
【その2】有機ELディスプレイを搭載し、光学2倍ズームにも対応
Apple
iPhone XS
12万1824円~
有機ELディスプレイを搭載し、サイズはXRよりやや小さい5.8インチ。1200万画素のアウトカメラは広角・望遠の2基。ポートレートモードは、撮影後のボケ味調整も可能になりました。
SPEC●プロセッサー:A12 Bionic●OS:iOS 12●ディスプレイ:5.8インチ(2436×1125ドット)●サイズ/質量:約W70.9×H143.6×D7.7mm/約177g
充実した機能で長く使えるスタンダードサイズのモデル
「有機ELの美しさにこだわり、スタンダードサイズを求めるならコレ。機能的には3年くらいは現役でいられるほど充実しているので、長く使いたい人に◎」(西田さん)
【その3】iPhone史上最大となる6.5インチディスプレイを搭載!
Apple
iPhone XS Max
13万4784円~
XS同様に有機ELディスプレイを採用。歴代iPhoneで最も大きなディスプレイサイズとなる端末で、QWERTYキーボードの両手入力もスムーズ。背面カメラはXSと同じ1200万画素×2。
SPEC●プロセッサー:A12 Bionic●OS:iOS 12●ディスプレイ:6.5インチ(2688×1242ドット)●サイズ/質量:約W77.4×H157.5×D7.7mm/約208g
大画面だが、ともかく高価! 購入するなら増税前に
「ハイエンド機種というより”大画面モデル”。映像を多く見る人、両手で操作したい人に向いていますが、高価なので迷っているなら増税前に決断を!」(西田さん)