アップルは日本時間6月4日午前2時から開催された「WWDC 2019」にて、新型のオペレーションシステムiOS 13を発表しました。
アップルのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長クレイグ・フェデリギ氏曰く、「iOSのユーザー満足度は97%。そしてiOS12は85%が使っています(自社調べ)」。2017年モデルのiPhone X以降に搭載されている顔認証システムFace IDが30%スピードアップ。そして、ダウンロードパッケージが50%小さくなることでアプリの起動は2倍の早さになると言います。
ダークモード機能も追加。メッセージや写真、ミュージックなどのバックグラウンドが白から黒になりまり、画面輝度を落とすことなく、画面の明るさを回避します。
また、カメラのポートレートモードも進化します。照明効果の編集ができ、光の当たり方、解像度も変えられます。動画調整も進化し、回転編集もできるように。まるで簡易的なPhotoshopのようです。ブラウジングの方法も刷新されました。一枚タップすると関連した写真がコラージュ的に大小並び、スクロールすると日記のようにさかのぼれます。
その他の主な進化点は以下になります。
・メッセージは、スタンプ的な使い方でき、カスタマイズして楽しめるMemoji Stickersを搭載。
・道路、ビーチなどの詳細を表示するストリートビューに対応したマップ。19年末からアメリカにて対応予定
・Apple独自のログイン方式を用意。eメールアドレス使用でアクセス許可する場合、アドレスを選べる上にランダムアドレスに書き換えて共有する仕組みに
・Home Kitをプライバシー強化。iCloudに動画を暗号化して送信し、Apple含めて不可侵なデータにできるように
・Siriがサードパーティーアプリにも対応したCarPlayダッシュボード
・リマインダーは、日時や場所、フラグ、写真などを加えられるように。ユーザーへのメッセージを送る際、リマインドも行えるようになった
・AirPodsにメッセージの通知を連携できるように進化。異なるユーザー同士で1つのiPhoneで再生している楽曲、動画をシェアが可能になった
・QWERTYキーボードで、「Quick Path」と呼ばれる入力が可能に。日本語対応は未確認
など
うーん、大ボリュームすぎるっ! 挙げた以外にもSafari、メール、メモなども細かく変わっていありアップデート規模は大きいので、日本での対応機能からじっくり使っていきたいです。