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2019/6/4 15:15

【フォトレポ】新Mac Proを間近で見て感じた「四角形デザイン」になった意味

Appleは6月3日(米現地時間)、サンノゼで開催されたWWDC19にて新しい「Mac Pro」(5999ドル〜)を発表した。また、Mac Pro本体だけでなく、Retina 6Kの解像度を誇るディスプレイ「Pro Display XDR」(4999ドル〜)、角度・高さ・縦横が自在に変えられる「Pro Stand」(999ドル)、VESA規格準拠のマウント「VESA Mount Adapter」(199ドル)も発表されている。発売開始は秋を予定。本稿では、Mac Proを中心にハンズオン会場での写真をお届けする。

Mac Proの仕様など概要については以下。

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↑「Pro Display XDR」(左)と、「Mac Pro」(右)。従来のMac Proといえば円柱状だったが、新モデルは四角く、本体は四つの足で接地面から離れている。メタリックな質感は既存のMacシリーズと通じるものがあり、例えばMacBook ProとPro DisPlay XDRをセットで使っても違和感はないだろう
↑電源が1400WというMacProの正面には、エアフローを確保するための穴が空いている。2層でずらした穴は、外見の印象としても記憶に残る象徴的で面白いデザインだ
↑「Pro Display XDR」(手前)を横から見た図
↑「Pro Display XDR」の背面には同製品のロゴが見える。エアフロー用の穴はMac Proと同じデザイン
↑ポート類は背面に
↑Mac Proのケース背面にはケーブル接続用のスペースが確保されている
↑Mac Proのインターフェース類
↑上部には電源ボタンと、ケースを取り外すときに使える取手(中央)など
↑「Pro Stand」単体だとこんな感じ
↑暗くて見えづらいが、「Pro Stand」なら「portrait mode」として縦向きに「Pro Display XDR」を調整できる

Mac Pro、Pro Display XDR、Pro Standを合わせると1万1997ドル。執筆時のレートでおよそ129万4758円だ。一般人が気軽に買える金額ではないので、あくまでもプロフェッショナル向けの機材という位置付けだろう。デザインも一見すると従来モデルの円柱形のほうがスリムで格好良く感じる人もいるかもしれないが、大型のモニターが下手すると6枚も並んだり、音響機材がどっしり構えるような制作現場の作業デスクに腰を据えるマシンであることを踏まえると、四角形になった意味はあると筆者は思う。実際に機材が並ぶデモスペースを見たが、新Mac Proからはなんとも言えない凛々しさを感じた。

そして、動画編集なら8K動画を3本、4K動画を12本並行して再生でき、オーケストラのトラックを1000本並べても余裕があるという処理能力には正直脱帽だ。ここまで突き抜けたマシンは、プロフェッショナルなクリエーターにとって、コストに十分見合う価値を提供してくれるに違いない。

 

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