常に携帯できるデバイスのありがたみ
さて、iRing Slideによって使い勝手が飛躍的になることは理解頂けたと思いますが、肝心の端末としての実力はどうか。画面は7.9インチの2048 x 1536高解像度。これにはまったく文句のつけようがなく、大満足の出来映え。CPUは「A12 Bionic」というiPhone XSと同じ性能のプロセッサでこれまた文句ナシ。3Dを多用したゲームアプリもサクサク動作してくれます。では、第5世代iPad miniのどこに不満があるのか。
よく耳にするのが、やはり初代から代わり映えのしないデザインと、Apple Pencilの第2世代がリリースされたいまになっても第1世代にしか対応しないというあたり。最新ガジェット大好きクラスターの皆さんのご指摘もわからなくないですが、そろそろ「次のiPad mini待てないぞ不満」が爆発しそうな人が大勢いたなかで、なんとか最新CPUでリリースしてくれただけでも御の字ではないかと思います。iPad miniのPro仕様は次回への期待として残しておきましょう。
で、第1世代のApple Pencilですがペアリングや充電の面倒くささはあるものの、イラストも問題なく描けることがわかりました。少なくとも筆者が自分の記事用にネタで描くレベルであれば、画面が小さいのとツルツルのグリップさえ対策すれば使えると感じた次第です。
そのほか、セルラーモデルということでOCNやBIGLOBEのカウントフリーSIMを挿し込んでお気に入りのノイキャンヘッドホンとペアリングして音楽を楽しんだり、ちょっとメンドイ長文のメッセージなどはQWERTY入力を両手でサクサクっと入力したりと、万能感が漂う優等生なiPad mini。
筆者はスマホや名刺、ペンやメモなど仕事用の7つ道具をポーチなどに入れて腰からぶら下げているのですが、iPad miniなら大抵の小型ポーチにスッポリとインしちゃいます。つまり「常時携行」が可能な端末ということ。iPad Proはカバンやリュックに入れるので、必要に応じないと持ち歩きませんが、iPad miniはスマホ並に「使わなくても常に身につけて歩ける」端末といえます。筆者などは「今日は飲みに行くだけ」という日でもポーチにいれて持ち歩いて、待ち合わせ時のメッセージのやりとりや、マップで店の位置確認などに大活躍しています。
今回の第5世代iPad miniですが、買って本当に良かったと思える1台となったのはいうまでもありません。ところで、アップルさん、iPad mini “Pro”はいつ出るのでしょうか?
【関連記事】