ロジクールはMXシリーズの高品質マウス「MX MASTER 3 アドバンスド ワイヤレスマウス」(以下、MX MASTER 3)と、高品質キーボード「MX KEYS アドバンスド ワイヤレス イルミネイテッドキーボード」(以下、MX KEYS)の両製品を9月27日より発売。編集部野田が本製品をタッチ&トライをして感じたのは、快適性にすぐれたガジェットということでした。
ハイエンドモデルだけあって充実の機能を搭載したマウス
ロジクールのフラグシップマウス製品(MXシリーズ)は、現在4つの製品がラインナップされています。エルゴノミクスデザインの「MX Vertical」、トラックボールの「MX ERGO」、デスクトップ用の「MX Master 2S」、そしてモバイル向けの「MX Anywhere 2S」という4製品。今回発表されたMX MASTER 3は、MX Master 2Sの後継となる製品で、通常のデスクトップPC向けマウスとしてはもっともハイエンドな製品となります。
MX MASTER 3のハードウェアで強化されている点は3つ。それが中央に用意されているMagSpeed 電磁気スクロールホイール、そしてサイドに用意されているサムホイール、サムボタンとなります。
中央に用意されているMagSpeed 電磁気ホイールは、Webブラウザなどのスクロールなどに利用される重要なデバイスですが、MX MASTER 3ではホイールのなかに2つの磁石が入っており、それを利用して加速したり、減速したりできるので、通常のマウスに比較して90%高速に動作。これによって、長い文書や大きなワークシートを操作する際も、素早く移動できて便利です。
MX MASTER 3は、前モデルMX Master 2Sの快適さを維持しつつ、人間工学の知見に基づき、指周りのボタン配置を見直しています。サムホイールを大きくするとともに、サムボタンの位置を数ミリ上に配置。これにより、直感的な操作が可能となりました。
さらに、9つのアプリケーション( Adobe Photoshop®、Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro™、Google Chrome™、Safari™、およびMicrosoft Word®、Excel®、PowerPoint®、およびEdge)に対して最適なショートカットが事前に割り当てられていて、高速な作業が可能です。また、Logicool Options(ダウンロードが必要)を使って、各アプリのショートカットのカスタマイズも可能です。対応OSはWindows7以降、macOS10.13以降。
製品発表会では、Logitech Internationalのジョン・クリストフ・エメス氏が登場。新製品の設計においては、サンプルを木型で制作。まずはおおよその形作りをし、それを最適な形になるまで手作業で削り出したといいます。ジョン氏が言うには、「技術者とデザイナーとの間では、1mmにも満たない微調整を何度も行っており、こうした苦労の末、手にフィットし快適に操作できる形状に仕上がった」とのこと。