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2019/10/21 18:10

快適な使用感とは?ロジクールMX MASTERシリーズ「MX MASTER 3」と「MX KEYS」が追求したもの

ロジクールはMXシリーズの高品質マウス「MX MASTER 3 アドバンスド ワイヤレスマウス」(以下、MX MASTER 3)と、高品質キーボード「MX KEYS アドバンスド ワイヤレス イルミネイテッドキーボード」(以下、MX KEYS)の両製品を9月27日より発売。編集部野田が本製品をタッチ&トライをして感じたのは、快適性にすぐれたガジェットということでした。

 

ハイエンドモデルだけあって充実の機能を搭載したマウス

ロジクールのフラグシップマウス製品(MXシリーズ)は、現在4つの製品がラインナップされています。エルゴノミクスデザインの「MX Vertical」、トラックボールの「MX ERGO」、デスクトップ用の「MX Master 2S」、そしてモバイル向けの「MX Anywhere 2S」という4製品。今回発表されたMX MASTER 3は、MX Master 2Sの後継となる製品で、通常のデスクトップPC向けマウスとしてはもっともハイエンドな製品となります。

↑MX MASTER 3(サイズW84.3×D124.9×H51mm/重量810g)はグラファイト(写真)、ミッドグレーの2色から選択可能。実売価格は1万3500円(税別)

 

MX MASTER 3のハードウェアで強化されている点は3つ。それが中央に用意されているMagSpeed 電磁気スクロールホイール、そしてサイドに用意されているサムホイール、サムボタンとなります。

↑人間工学に基づいた快適な握りやすさ、操作性を実現。パッと見はゴツいという印象です

 

中央に用意されているMagSpeed 電磁気ホイールは、Webブラウザなどのスクロールなどに利用される重要なデバイスですが、MX MASTER 3ではホイールのなかに2つの磁石が入っており、それを利用して加速したり、減速したりできるので、通常のマウスに比較して90%高速に動作。これによって、長い文書や大きなワークシートを操作する際も、素早く移動できて便利です。

↑高速モードでは1秒間に1000行、ラチェットモードでは数行ごとにスクロールできます

 

↑前モデルからディスクホイールをイチから作り直し、今回はステンレススチール素材を採用。アルミやゴムに比べて2倍の重さはありますが、その重量もポイントでした

 

MX MASTER 3は、前モデルMX Master 2Sの快適さを維持しつつ、人間工学の知見に基づき、指周りのボタン配置を見直しています。サムホイールを大きくするとともに、サムボタンの位置を数ミリ上に配置。これにより、直感的な操作が可能となりました。

 

さらに、9つのアプリケーション( Adobe Photoshop®、Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro、Google Chrome、Safari、およびMicrosoft Word®、Excel®、PowerPoint®、およびEdge)に対して最適なショートカットが事前に割り当てられていて、高速な作業が可能です。また、Logicool Options(ダウンロードが必要)を使って、各アプリのショートカットのカスタマイズも可能です。対応OSはWindows7以降、macOS10.13以降。

↑例えば、ブラウザでは「戻る」に設定されているボタンが、オフィスなどのアプリでは「取り消す」。ブラウザでは「タブ移動」だったものが、 Photoshopでは「ブラシサイズの変化」などの操作が割り当てられます。Excelの場合は横スクロールも可能

 

↑ガラスや光沢のある材質のテーブル上でもマウスパッドなしで快適に操作できるように、最大解像度4000dpiのDarkfieldセンサーを搭載

 

製品発表会では、Logitech Internationalのジョン・クリストフ・エメス氏が登場。新製品の設計においては、サンプルを木型で制作。まずはおおよその形作りをし、それを最適な形になるまで手作業で削り出したといいます。ジョン氏が言うには、「技術者とデザイナーとの間では、1mmにも満たない微調整を何度も行っており、こうした苦労の末、手にフィットし快適に操作できる形状に仕上がった」とのこと。

↑Logitech Internationalシニアプロダクトマネージャー、ジョン・クリストフ・エメス氏

 

↑ミリ単位で配置を見直すなど、数多くの試作を重ねたと言います。一つのマウスを制作をするのに、こんなにたくさんの木型を作るなんて驚きでした

 

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