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2020/6/18 20:15

今年もヒットの予感! 欠点らしい欠点のないハイコスパスマホ「OPPO Reno3 A」をいち早く使ってみた!

OPPOがクアッドカメラ搭載の最新スマホ「OPPO Reno3 A」を6月25日から順次発売します。昨年「いろいろと余裕のスマホ」というキャッチコピーを掲げて発売され、ロングヒットを続けている「OPPO Reno A」の後継モデルで、今回は「余裕が進化したスマホ」と謳っています。防水・防塵、おサイフケータイに対応し、メーカー希望小売価格は3万9800円(税込)。ただし、楽天モバイル、ワイモバイル、主要MVNO、量販店など、幅広いチャネルで販売されるので、どこで買うかによって、多少お値段に差が出るかもしれません。

 

今年も注目を集めそうな「OPPO Reno3 A」をいち早く使ってみることができました。率直なインプレッションを交えつつ、注目すべきポイントを紹介していきます。

大画面ディスプレイに指紋センサーを内蔵

OPPO Reno3 Aは、6.44インチの有機ELディスプレイを搭載。解像度は2400×1080ドットで、上部に水滴型ノッチを設け、89.9%という高い画面占有率を実現しています。

↑6.44インチの有機ELディスプレイを搭載。水滴型ノッチのインカメラは1600万画素

 

ディスプレイ指紋認証を搭載していることも特徴。インカメラによる顔認証にも対応していますが、マスク着用が求められるご時世ですから、指をあてるだけでアンロックできる利便性を実感できました。

↑ディスプレイ内に指紋センサーを搭載。指紋を登録した指をあてるだけで素早くロックを解除できる

 

カラバリはブラックとホワイトの2色で、筆者はブラックを使っていました。一見、落ち着いた色合いですが、光沢が強めでリッチな仕上がり。さりげなく自己主張したい人に向いているでしょう。もっと目立ちたい人には、グラデーションカラーが施されたホワイトをおすすめします。

↑カラバリはブラック(左)とホワイト(右)の2色。サイズは約160.9×74.1×8.2mmで、重さは約175g

 

↑3万円台のスマホとは思えない高級感のある仕上がり。底部にはイヤホンジャックも搭載

 

AI対応クアッドカメラを搭載。「ダズルカラー」は効果テキメン!

アウトカメラは、メイン(4800万画素/F1.7)+超広角(800万画素/F2.2)+モノクロ撮影対応(200万画素/F2.4)+ポートレート撮影対応(200万画素/F2.4)という4眼で構成されています。「モノクロ」という撮影モードはなかったので、モノクロ用の200万画素カメラは、陰影を強調するためのものでしょう。「ポートレート」は手前にある被写体にピントを合わせて、背景をぼかせるモード。なので、ポートレート用の200万画素カメラは、被写体深度を測定するためのものだと思われます。

↑主に使われるのはメインと超広角で、モノクロ用とポートレート用は写真表現を向上させるために搭載されていると言っていいだろう

 

↑超広角で撮影した作例。119°の広い視野角を撮影できる

 

↑メイン(1×)で撮影した作例

 

↑2倍ズーム(2×)で撮影した作例。望遠カメラは搭載していないが、さほど画質劣化は気にならない。最大10倍ズームで撮影可能

 

AIによる被写体・シーン認識に対応しているので、基本的にはデフォルトのままで撮影してOK! その上で使いこなしたいのが「ダズルカラー」という独自機能。写真の色味が浅かったり、薄暗かったりする場合に、AIがそれを認識して、明るく鮮やかに撮れるように補正される機能です。ワンタッチでオン・オフができますが、鮮やかな色調を好む人は常時にオンにしておいてもいいでしょう。

↑夜景を撮影した作例。これは「夜」モードに設定して撮った写真だが、オートの「写真」でも、かなり明るく撮れる

 

↑カフェでスイーツを撮影した作例。背景はほどよくぼける

 

↑ダズルカラーをオフにして撮影

 

↑ダズルカラーをオンにして撮影。花の色の鮮やかさが増して、全体的にスッキリとしたトーンになった

 

防水やおサイフに対応し、バッテリー容量も十分

前モデルに引き続き、OPPO Reno3 Aは防水・防塵とおサイフケータイに対応しています。防水・防塵のレベルは、多くのメーカーが採用する「IP68」で、アウトドアや雨天でも安心して使えます。キャッシュレス決済が普及してきたので、おサイフケータイに対応していることも重視すべきポイントです。

↑現在、大手キャリアのスマホでおサイフケータイを使っている人は、楽天モバイルやMVNOなどに乗り換えても、引き続き使うことができる

 

プロセッサーはミドルレンジ向けのSnapdragon 665で、RAM(メインメモリ)は6GB、ROM(ストレージ)は128GBという構成。ミドルレンジの中では高いスペックで、6GBメモリの恩恵か、サクサクとストレスなく操作できました。

↑OSはAndroid 10ベースの独自OS「ColorOS 7.1」。従来モデルで好評だった「スマートサイドバー」などの便利機能を継承

 

↑ナビゲーションボタンは、自分が操作しやすいようにカスタマイズ可能

 

なお、SIMフリーモデルは、2枚のnanoSIMをセットして併用できる仕様になっていますが、2枚目のSIMの代わりにmicroSDカード(最大256GB)を挿して、ストレージを拡張することもできます。バッテリー容量は4025mA。1日は余裕で持ち、使い方によっては2日間使い続けられそうな印象でした。筆者は、動作検証のために、動画を見たり、ゲームをしたりと、結構ヘヴィーに使ったので、実際の電池持ちは1日半くらいでした。

↑1日は余裕で持つバッテリーを搭載しているが、さらに電池を長持ちさせるモードも備えている

 

SIMフリーで防水とおサイフケータイの両方に対応している機種はまだ少なく、3万円台でクアッドカメラというのも希少。コスパはいいです。ものすごくいいです。コスパのいい端末は、本体が重かったり、質感がいまひとつだったり、動作がもっさりとしていたりとか、何かひとつくらい欠点があるものですが、OPPO Reno3 Aには欠点が見当たらないんですよ。強いて挙げると「4眼だけど望遠カメラは非搭載」ということくらいです。カメラは日常使いには満足できる性能ですが、ハイエンドモデルに比べると物足りない面はあります。されど、価格を重視するが、機能にも妥協したくないという人は、見逃せない端末だと思いますよ!

 

 

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