周辺機器メーカーのAnkerは3Dプリンターの開発プロジェクト「M5」を、クラウドファンディングサイトのKickStarterにて公開しました。
樹脂や金属を形成することで、自宅でも高精度な造形物が作成できると人気の3Dプリンター。最近では国際宇宙ステーション(ISS)にも持ち込まれ、月面開発のための実証実験などにも使用されています。
M5の特徴は、プリント速度が市販の3Dプリンターに比べて5倍も速いこと(250mm/s)。これにより、プリント時間を70%に短縮したとうたっています。
さらにプリント精度では、0.1mmというスペックを実現。また2台のファンによるダブルクーリングシステムの採用により、素材の糸引きを防ぎ、さらに素早い冷却ができます。
本体にはカメラが搭載されており、付属のアプリではプリントの進行状況をリアルタイムにチェックすることが可能。プリントの様子をタイムリープ動画として保存し、SNSへと投稿することもできます。
M5のプロジェクトはすでに目標額を達成しており、記事執筆時点(2022年4月7日)では599ドル(約7万4000円※)の出資にて入手可能。製品出荷は2022年11月を予定しています。Ankerらしいコスパの高さと高性能さが両立されたM5は、注目の3Dプリンター製品となりそうです。
※1ドル=約123.7円で換算(2022年4月7日時点)
Source/Image: KickStarter