中国Vivoはブランド初となる折りたたみスマートフォン「Vivo X Fold」を海外発表しました。
折りたたみスマートフォンは、フレキシブルな画面を本体の内側(あるいは外側)に曲げることで、大画面をコンパクトな本体に収納できるデバイスです。韓国サムスンや中国ファーウェイなど、複数のメーカーがすでに製品を投入しています。
Vivo X Foldは本体内側に、8インチの有機ELディスプレイを搭載。このディスプレイはスマートフォン内部からジルコニウム合金プレートにより押し出されることで、画面中央の折り目が目立たないように工夫されています。画面アスペクトは横縦比が4:3.55と横長なデザインで、より動画などが見やすくなっています。
本体外側にも6.53インチのサブディスプレイを搭載。折りたたんだ状態でも、普通のスマートフォンとして利用できます。この内側と外側のディスプレイの両方にディスプレイ指紋認証機能を搭載したほか、120Hzでの高速駆動が可能なのも、Vivo X Foldの特徴です。
プロセッサーには「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載するほか、背面には5000万画素メイン+4800万画素超広角+1200万画素ポートレートカメラを搭載。内側のディスプレイにも1600万画素のセルフィーカメラを配置しています。また、バッテリー容量は4600mAhで、66Wの高速有線充電/50Wの高速ワイヤレス充電/10Wのリバースワイヤレス充電に対応。さらに、ステレオスピーカーや3個のマイクを搭載するなど、ハイエンドなスペックに仕上がっています。
Vivo X Foldは現時点では中国のみでの販売を予定しており、本体カラーはブルーとグレーの2色。価格は12GB RAM/256GBストレージモデルが8999元(約18万円)、12GB RAM/512GBストレージモデルが9999元(約20万円)となっています。画面の折り目を防ぐ機構がどれだけ有効に動作するのか、ぜひ動作する実機を見てみたいスマートフォンといえるでしょう。
Source: Engadget Chinese