Twitterは待ち望まれていたツイートの編集機能につき、有料プラン「Blue」にて数か月以内に実験的機能としてテストを始めると予告しています。
この編集機能がどのようなものになるか明かされていませんが、アプリ研究者のJane Manchun Wong氏が、編集ボタンを使って編集した後も、以前のツイートの履歴が残る可能性があると報告しています。Wong氏は迷惑な「巻き込まれリプ」から離脱できる機能を、正式発表前に見つけていました。
Won氏はTwitterで、編集機能には「不変性」があるようだと説明しています。つまり、ツイートを編集した場合でも、以前の投稿をリストとして保存しながら、まったく新規のツイートを生成するかもしれないのだそうです。
ただしツイートの編集履歴がユーザーから見えるのか、あるいは表示されないのかは不明とのことです。とはいえ、Twitterが編集機能を開発中だと発表したさい、公的記録の改ざんやユーザーを誤解させるため悪用される可能性があるとの指摘もあったため、そうした声に応えているのかもしれません。
また別のアプリ研究者であるAlessandro Paluzzi氏も、「実際に編集ボタンがどう見えるか」らしき画像をツイートしています。そこではツイートの右側にある3点メニューに「Edit Tweet(ツイートを編集)」が追加されていることが確認できます。
このボタンを選ぶと、元ツイートのテキストが入力済みの画面が表示され、右下には通常の「ツイート」ではなく「更新」と表示されるようです。ただし、Paluzzi氏の投稿ではツイートの編集履歴を見るためのオプションは表示されていません。
The Vergeはこの件について問い合わせしており、それに対してTwitter広報は「同社のコミュニケーションチームと消費者製品担当副社長Jay Sullivan氏がツイート(コミュニケーションチームのつぶやきとほぼ同じ内容)した以外に公開できる情報はない」と電子メールで声明を出したそうです。
ツイッターの大株主になったイーロン・マスク氏が「ツイートの編集機能がほしいか?」とアンケートを行ったことが編集機能を発表するきっかけになったとの憶測もありましたが(ツイッターは公式に否定)、これほど配慮の行き届いた仕様であれば、たしかに急きょ用意して間に合うわけがないかもしれません。
Source:Jane Manchun Wong(Twitter)
via:The Verge