実業家のイーロン・マスク氏は買収計画をすすめる米ツイッターに対し、「外部サイトでの埋め込みツイートへの課金」を含む、収益化に関するいくつかのアイデアを考えていると報じられています。
マスク氏といえば、4月冒頭にツイッターの筆頭株主になったと思ったら、あれよあれよという間にツイッター側の買収案受け入れにまでこぎつけてしまったことで、世間を賑わせています。またツイッターの経営やポリシーに関しても、ツイートの取り扱いのオープン化などを提言しています。
マスク氏をよく知る関係者によると、マスク氏によるツイッターの買収が実現した際には、企業やメディアなどのウェブサイトなどが、認証済みアカウントからのツイートの引用や埋め込みを行った場合に手数料を徴収するといったアイデアを、資金を援助する銀行に提案したとのこと。
ただ現実的には、ツイートの画像をスクリーンショットで撮影して掲載すれば、ツイッターに課金することなくツイートの内容を紹介することは可能です。報道目的でのスクリーンショットは多くの国で認められており、マスク氏の案がどれだけ現実性があるのかは不明です。
なおツイッターにおけるツイートの埋め込みの取り扱いは、近日さまざまなテストが行われています。一時は削除済みツイートの埋め込みが非表示になりましたが、その後に表示が復活しました。
マスク氏はツイッターの収益化に関して、有料サービス「Twitter Blue」の変更、さらにはツイッターの役員報酬の削減や人員削減なども提案したことが報じられています。今最も勢いのある実業家による買収により、ツイッターは変革の時を迎えようとしているようです。
Source: ロイター通信
via Engadget.com