米モトローラブランドが初の巻取りスマートフォン「コードネーム:Felix」を開発しているとの情報を、海外テックサイトの91Mobilesが独占情報として伝えています。
折りたたみタイプの登場などにより、さらに多様化するスマートフォンの形状。巻取りスマートフォンとは本体内部のディスプレイを巻き物のように外側に引き出すことで、表示面積を拡大できる機構です。画面中央にヒンジを搭載した折りたたみスマートフォンと比べて、設計がよりシンプルになるなどのメリットが存在します。
91Mobilesによれば、モトローラの巻取りスマートフォンは普段は画面の約1/3ほどが本体内部に収納されており、垂直方向に画面が拡大されるとのこと。これにより、大画面をより小型なサイズで持ち運ぶことができます。
巻取りスマートフォンとしては、韓国LGが「LG Rollable」の開発を発表したものの、後に同社はスマートフォンビジネスからの撤退を発表し、LG Rollableの計画も中止されました。一方で中国OPPOはコンセプト巻取りスマートフォン「OPPO X 2021」を展示していますが、製品投入の予定などはまだ決まっていません。
先述のように、折りたたみスマートフォンよりは廉価に大画面を実現できる、巻取りスマートフォン。果たしてモトローラとOPPOのどちらが一番乗りとなるのか、今後に注目です。
Source: 91Mobiles