米グーグルは、写真/動画ストレージサービス「Google フォト」向けの、肌の色をリアルに再現する「リアルトーン」フィルターを、より進化させると発表しました。
リアルトーンはもともとグーグルのスマートフォン「Pixel 6」シリーズに搭載された機能で、機械学習をもちいて人種に関わらず人物の本来の肌色を再現するというもの。2021年にはGoogle フォトでも機能の提供が始まっています。
The new Real Tone filters in Google Photos are starting to roll out today on Android, iOS, and web. These filters were designed by professional image makers to work well across skin tones, so you can choose the filter that reflects your style. pic.twitter.com/UwTS4KIodY
— Google Photos (@googlephotos) May 24, 2022
今回グーグルは、画像の機械学習をより色調や陰影をより適切に解釈するオープンソースライブラリ「Monk Skin Tone Scale」を開発。これを、Google フォトへと組み込んだのです。
今回のアップデートでは、Google フォトのフィルタータブにプラヤ(Playa)やアイラ(Isla)、ハニー(Honey)、デザート(Desert)などの新しいオプションが登場。Google フォトのライブラリ内で、過去に撮影した人物の肌色を微調整することができます。
多くのスマートフォンやアプリでは、肌の色を白くみせるフィルターが一般的に搭載されていますが、“人種に関わらず本来の肌の色を再現”するグーグルの取り組みは、今後の発展が期待されるものとなりそうです。
Source: グーグル via 9to5Google