米ツイッターの共同創業者兼CEOのジャック・ドーシー氏が、同社の取締役を辞任しました。
ドーシー氏はインスタントメッセージの可能性に気づくと、ツイッターのプロトタイプを自ら開発。2006年にはオブビアス社(現ツイッター社)として、サービスを開始しました。しかし2021年にはツイッターのCEOを辞任するなど、同社との距離を置きつつありました。
一方でツイッターは、今年4月に実業家のイーロン・マスク氏が買収を発表。ツイッターも一時は買収に合意しましたが、マスク氏が「スパム/フェイクアカウントの割合が確認できない」として取引の中断や買収金額の引き下げを示唆するなど、状況は混沌としています。
なお現在ツイッターのCEOを務めるパラグ・アグラワル氏によれば、ドーシー氏の代わりとしてマスク氏が取締役に就任する予定はないとしています。
共和党支持へと乗り換えたマスク氏による買収計画の中で、揺れるツイッター。その立ち上げ役となったドーシー氏が同社を去るのは、ある意味象徴的な出来事なのかもしれません。
Source: Parag Agrawal / Twitter via 9to5Google