アップルが開発中とウワサのAR/VRヘッドセットは、結局はWWDC 2022(世界開発者会議)では発表されませんでした。いつ発表されるのかといえば、そのために2023年1月にスペシャルイベントが開催されるとのアナリスト予測が報じられています。
アップルのサプライチェーンに詳しいMing-Chi Kuo氏は、WWDC前にも本製品や専用OS「realityOS」の発表はあり得ないと予想していました。それが当たったことに続き、今後のタイムスケジュールを細かくツイートしています。
Kuo氏によると、ヘッドセットの出荷は2023年第2四半期までずれ込むそうです。それは(アップル製品の主要な工場がある)上海がロックダウンしたせいで開発が遅れてしまったため、とのこと。そして案の定WWDCでは何の言及もなかったとしつつ、ヘッドセットに関する見通しを箇条書きしています。
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1. EVT starting from 3Q22.
2. Media event on Jan 2023.
3. Delivery of development toolkit within 2-4 weeks after the event.
4. Starting pre-order in 2Q23.
5. Hitting store shelves before WWDC 2023.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) June 7, 2022
まずアップルは1月にイベントを開催して製品を発表し、開発者向けのツールを「イベント後2〜4週間以内」に出荷するとのこと。そしてヘッドセットの予約は2023年の第2四半期に始まり、来年のWWDC(おそらく6月)までに店頭に並ぶそうです。
複数の情報源から、ヘッドセットの開発は難航していて(バッテリーの持続時間や発熱など)発売が来年まで延期されたとの観測が相次いでいました。また、その価格は約3000ドル(約40万円)にも上り、一部のアーリーアダプタだけが買い求めるニッチな製品になると予想されています。
それでも、アップルが長い時間とケタ外れの予算を注ぎ込んだハードウェアや映像は観てみたいものです。「アイアンマン」や「マンダロリアン」などのジョン・ファブロー監督がヘッドセット用のコンテンツを作っているとの噂話もあり、未来がかいま見えることを期待したいところです。
Source:Ming-Chi Kuo(Twitter)
via:MacRumors