2022年秋にGoogle初のスマートウォッチ「Pixel Watch」が発売される予定ですが、この製品向けのコンパニオンアプリ(Androidデバイス側での管理アプリ)として、既存のWear OS 3アプリとは別の専用アプリが登場する模様です。
これは米9to5Googleが、Google Playサービスの最新ベータ版(バージョン22.22)を解析した結果から判明したこと。
2022年1月にGoogleは、Wear OS3機器でAndroidスマホやChromebookのをロック解除できる「Smart Unlock」を発表しました。この機能はすでに利用できるSmart Lock機能を拡張したものですが、その存在が最新ベータ版で確認された格好です。
さらに、9to5oogleが強制的に新たな設定ページを有効にしたところ「 あなたの時計が手首の上でロック解除されていれば、携帯電話もロック解除されます」との説明文が。さらにページの下には「Smart Unlockをセットアップするには、Google Pixel Watchアプリで接続してください」とのテキストが確認されたとのことです。
このことから、Pixel Watchは、ほとんどのWear OSウォッチが使っている汎用コンパニオンアプリを使わないことが明らかになりました。その代わり、サムスンのGalaxy Watch 4と同じく、独立した専用アプリが用意されるようです。これはちょうど、Google Pixel BudsがAndroidの標準オーディオ設定ではなく、専用アプリを使っていることとも一致しますが、ひいてはWear OS標準アプリとは差別化された、Pixel Watch独自の機能を引き出すオプションにも期待できそうです。
Pixel Watchの丸い画面は、ただでさえ狭いスマートウォッチの表示面積をさらに狭くするとも危ぶまれ、また数年前のチップを使っている可能性が高く、コプロセッサ搭載としてもパワー不足を補いきれるかどうか疑問視する声もあります。が、そこはGoogleがソフトウェア的に底上げしていくと信じたいところですね。
Source:9to5Google