米マイクロソフトは、ブラウザ「Internet Explorer 11」のWindows 10向けのサポートを6月15日に終了すると発表しました。
1995年に初代バージョンがリリースされ、すでに26周年を迎えているInternet Explorer。しかしその役目は後継ブラウザ「Edge」にすでに受け継がれており、また2021年5月にはサポートの終了が発表されていました。
6月15日にサポートが終了するのはWindows 10向けのInternet Explorer 11で、クラウド向けOS「Windows Server 2022」かそれ以降のバージョンで長期サポート延長を利用している場合には、サポートを受け続けることができます。それでも、一般向けのInternet Explorerのサポートが終了したことに違いはありません。
サポートの終了にともない、今後数ヶ月間はユーザーをInternet ExplorerからEdgeへと段階的にリダイレクトし、Windowsアップデートを通じて古いソフトウェアを無効化します。
またEdgeにはInternet Explorerを再現した「IEモード」が搭載されており、こちらは2029年以降もサポートを受け続けることができます。
かつてはインターネットの歴史を作り上げた、Internet Explorer。その歴史がまさに終わろうとしているのは、なんとも感慨深いものです。