米グーグルの車載システム向けアプリケーション「Android Auto」のスマートフォン向け機能の提供が終了したことを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。
Android Autoとは、スマートフォンと車載システムを連携させ、ナビゲーションや音楽再生、電話、メッセージ機能を提供するアプリケーションです。さらに、Google アシスタントを利用した音声での操作も可能となっています。機能を利用するにはAndroidスマホが必要で、これまではスマホ単体でも利用することができました。
しかし9to5Googleによれば、今月はじめからアプリに「Android Autoのスマートフォン向け機能はもうすぐ終了します」とのメッセージが表示されるようになりました。そして現時点では「現在、Android Autoは車載スクリーンのみで利用可能です」と表示されるようになったそうです。
今後、スマートフォンにおける車内でのナビゲーション機能は「Google Assistant Driving Mode」へと引き継がれます。これは2019年に発表された後に広く展開されるようになった機能で、Android Autoのスマートフォン向け機能と同じく、音声によるナビゲーション機能を提供します。
スマートフォンに接続できる車載システムを持たない車にとって、便利だったAndroid Autoのスマートフォン向け機能。その機能はGoogle アシスタントに引き継がれるとのことで、ユーザーを困らせることはなさそうです。
Source: 9to5Google