ツイッター社は、ユーザーが参加したくない会話から自分を外せる新機能「Unmention(アンメンション)」を正式にロールアウトしたことを発表しました。
ある会話で@を付けられたユーザーはメンション(@ツイート)タブで、リプライの横にある「3つのドット」メニューから「この会話から抜け出す(Leave this conversation)」を選べるようになりました。会話から抜け出すと、その人のユーザー名のタグが外され、今後すべてのメンションが封じされ、通知も止まります。
また、元のツイートや他のリプライからもユーザー名のタグが消され、それ以降は会話の中で再びユーザー名を言及できない、つまりメンションを付けることができなくなります。
ツイッター社の説明によれば、誰かが会話から離脱したとき誰も通知を受け取らないものの、ユーザー名の表示は変わるそうです。また一度会話から抜け出すと、再び参加したり、アンメンションの取り消しはできないとのことです。
Sometimes you want to see yourself out.
Take control of your mentions and leave a conversation with Unmentioning, now rolling out to everyone on all devices. pic.twitter.com/Be8BlotElX
— Twitter Safety (@TwitterSafety) July 11, 2022
この機能は2021年6月、ツイッター社のプロダクトデザイナーDominic Camozzi氏がコンセプトとして公開しており、今年4月にはテストを開始していました。
ツイッターでは自分のツイートに対する返信ながらも話が望まない方向にそれたり、他の人たちの会話に巻き込まれたり、時には嫌がらせ目的でメンションを付けられることもあります。ツイッター社も、アンメンション機能の狙いは「平穏を守り、会話から自分を取り除く」ことだと説明していました 。
アンメンションはiOS版ツイッターアプリの最新版で利用でき、本日よりすべてのユーザーに展開される予定です。各ユーザーに届くまでに時差があるロールアウト形式のため、しばらく待てば誰もが使えるようになるはずです。
Source:Twitter Saftey
via:MacRumors