米グーグルはアプリストア「Google Play」にて、新たな決済サービス「Google Wallet」の配信を世界的に開始しました。なお日本では、同アプリは「近日配信」と案内されています。
Google Walletは今年5月に開催された「Google I/O」にて発表された、新たな決済サービスです。アプリにはクレジットカードや交通カード、イベントチケット、航空券やポイントカードなどを保存し、管理することが可能。またワクチンの接種記録や学生証/自動車のキーを保存することもできます。
さらに、スマートフォンを紛失した場合には「端末を探す」機能によりその場所を確認したり、あるいは端末をロックすることもできます。なお、これまで利用されてきた決済サービス「Google Pay」の名称は、アプリや決済端末にて引き続き利用されることになります。
そして今回、Google WalletがAndroidとスマートウォッチ向けの「Wear OS」に対して、世界的に展開が開始されました。Google Payアプリのアップデートとして配信が開始されたことからも、Google WalletがGoogle Payの後継アプリであることがわかります。
Google Walletのように、決済サービスに身分証明書や自動車/ホテルのキーを取り込む動きは、米アップルの「Apple Pay」でもすすめられています。スマートフォンやスマートウォッチだけで買い物から車や自宅の解錠/施錠ができる未来が、いよいよ実現しようとしています。
Source: Google Play via 9to5Google