アップルは毎年秋に複数の新製品を投入することが恒例となっていますが、その1つが第10世代iPad、つまり10.2インチ無印iPad(第9世代)の後継モデルです。数か月前、米9to5Macは独占情報としてUSB-C端子やA14 Bionicチップ搭載、5G対応などを伝えていました。
それに続く新たな情報として、CADレンダリング画像と称されるものが公開されています。
インドメディアのMySmartPriceは、ケースメーカーから入手したという「次世代iPadの独占CADレンダリング」画像を掲載しています。最も注目すべきは、背面のカメラモジュールが盛り上がっていることでしょう。
第9世代までのiPadは、背面カメラはただ丸い穴が1つ開いているだけで、その周囲もまっ平ら。それが第10世代iPadでは、上下が丸みを帯びた縦長のモジュールとなっています。これまで無印iPadではカメラに重きが置かれてきませんでしたが、今年はカメラセンサーが強化され、そのためコンポーネント全体も大きくなり、筐体の中でも多くの内部スペースを占めているのかもしれません。
このカメラモジュールには2つの穴があり、1つはカメラレンズ用と思われるが、もう1つはより小さな丸型です。MySmartPriceはLEDフラッシュだと推測していますが、9to5Macは単なるマイクの穴かもしれないとコメントしています。
そして大まかなデザインは、前世代とあまり変わりないようです。ここ数年にわたり受け継がれてきた「太い額縁とアゴ(下部ベゼル)」もそのままで、Touch IDボタンも健在のようです。しかし、先代の丸みを帯びた形状と比べると、側面はフラットでiPad ProやiPad Airに近づいている感じです。
その寸法は248mm×179mm×6.98mm(幅/高さ/厚み)とのことで、第9世代の250mm×174mm×7.50mmよりも薄くなっているようです。ただし、この数値には背面カメラの出っ張りは含まれていません。
今回のレンダリング画像で惜しまれるのは、外部ポートが赤く塗られている――つまり、まだLightning端子のままか、USB-Cに移行するのか謎なことでしょう。すでにiPadシリーズはProもAirも、miniまでもUSB-Cにシフトしているだけに、そちらに統一を望むユーザーも多そうです。
Source:MySmartPrice
via:9to5Mac