NTTドコモは10月19日、2016年冬モデルを発表しました。今回は、主要3キャリアのなかではNTTドコモのみの取り扱いとなる「Xperia X Compact」や同社オリジナルスマホとなる「MONO MO-01J」など、主要なスマホ6機種をピックアップして紹介します。
カメラにこだわるXperiaシリーズのフラグシップ機
Xperia XZ SO-01J
11月上旬発売予定
5.2型のフルHDディスプレイを搭載するXperiaの新フラグシップモデル。ソニー製品の最上位モデルとしておなじみの「Z」の一文字が付いています。現行の「Xperia X Performance SO-04H」と「Xperia Z5 Premium SO-03H」はそれぞれ5.0型、5.5型であり、両者の間を取るサイズ感となりました。
筐体は、左右上下が対象となる「ループデザイン」を採用。ディスプレイから背面まで、角がなく滑らかにつながっているのが特徴です。高純度のメタル素材は、落ち着いた深い色味と光沢感を両立します。カラーは「Forest Blue」「Platinum」「Mineral Black」「Deep Pink」の4種類を展開。
2300万画素のカメラには、従来の「Imageing sensor」に加え、「Lasor AF sensor」と「RGB-IR sensor」の計3つのセンサーを搭載。暗い場所でも素早くオートフォーカスができるようになり、色の再現性も向上しました。スマホ初となる「5軸」の手ブレ補正機能を搭載しており、動画もブレずに撮影可能です。また、1320万画素の高画素インカメラも搭載します。
効率的な通信が行えるデジタル変調方式「256QAM」に対応し、最高速度は最大500Mbpsになります。また、充電方法を工夫してバッテリーの超寿命化を図る「いたわり充電」機能も新搭載します。
【SPEC】
OS:Android 6.0
CPU:4コア、2.2GHz×2 + 1.6GHz×2
RAM/ROM:3GB/32GB
画面:約5.2型フルHD
カメラ:2300万画素
サイズ/質量:約W72×H146×D8.1㎜/約161g
1年ぶりのXperia Compactは指紋認証&キャップレス防水に対応
Xperia X Compact SO-02J
11月上旬発売予定
片手でも扱いやすい4.6型コンパクトモデル。XperiaシリーズとしてはZ5 compact以来、1年ぶりとなります。こちらもXperia XZと同様「ループデザイン」を採用。セラミックのような滑らかな質感が特徴です。カラーは「Mist Blue」「White」「Universal Black」「Soft Pink」の4種類。
従来機の「Z5 Compact」と比較すると、RAMが2GBから3GBにアップしており、負荷の重いアプリにも対応可能です。また、新たにキャップレス防水や指紋認証にも対応しており、使い勝手が向上されています。
カメラにはXperia XZと同様に、3つのセンサーおよび5軸の手ブレ補正機能を搭載。「0.6秒で起動・撮影」、「先読みAF」など、Xperia X Performanceから踏襲する機能もあります。
【SPEC】
OS:Android 6.0
CPU:6コア、1.8GHz×2 + 1.4GHz×4
RAM/ROM:3GB/32GB
画面:約4.6型HD
カメラ:2300万画素
サイズ/質量:約W65×H129×D9.5㎜/約135g
NTTドコモのオリジナルブランドに「MONO」が新登場
MONO MO-01J
12月上旬発売予定
NTTドコモがオリジナルブランドで提供するスマホ「MONO(モノ)」。ディスプレイは4.7型HD画質で、片手でも扱いやすいサイズ感です。カラーは「White」と「Black」の2種類を展開します。
リーズナブルな価格帯を実現しつつも、筐体にはガラスやアルミを使用する、上質なデザインに仕上がっています。タッチ操作の反応速度を高めるチューニングを施していることも特徴です。また、オリジナルのアイコンデザインや、時計ウィジェット、クマのキャラクター「ものの助」をあしらったLIVE UXなど、プリインコンテンツも多数用意されます。
IPX5/7、IP5Xの防水・防塵性能を備え、SDカード、ハイレゾなどにも対応。また、iPhoneではおなじみとなるマナーモード切り替え用のハードスイッチを搭載します。画面操作をせずに、素早くON/OFFを切り替え可能です。なお、「VoLTE」、「スグ電」にも対応しています。
【SPEC】
OS:Android 6.0
CPU:8コア、1.5GHz×4 + 1.2GHz×4
RAM/ROM:2GB/16GB
画面:約4.7型HD
カメラ:1330万画素
サイズ/質量:約W69×H136×D8.8㎜/約138g
コンクリートへの落下に耐える超堅牢な「arrows」
arrows NX F-01J
12月上旬発売予定
米国国防総省が定めるMIL規格の耐久テスト14項目をクリアするタフネスモデル。加えて、1.5mの高さから26方向でコンクリートに落下させて画面が割れないことを確かめる独自試験を実施しており、万が一の事態にも破損リスクが小さいのが特徴です。arrowsおなじみの虹彩認証機能も搭載。カラーは「Copper」「White」「Black」の3種類です。
構造上の工夫が豊富で、端末内部の側壁にはステンレスフレームが追加されました。これにより「曲げ耐性」が向上。内部のステンレスホルダを厚くしたことで、端末全体の剛性もアップしています。フレームには、航空素材などに用いられる7000シリーズのアルミニウム合金が採用されており、画面を保護するために縁が立っています。また、ベゼルは落下実売価格の衝撃を分散させるために、ラウンド形状になっています。
5.5型フルHDの大画面は、ハリウッドの映画スタジオが定めるDCI規格に準拠。写真や動画の色の再現性が向上しています。また、「ONKYO」と共同設計したオーディオは、ノイズが少なく、高音も柔らかい音質を楽しめます。
【SPEC】
OS:Android 6.0
CPU:4コア、2.0GHz
RAM/ROM:3GB/32GB
画面:約5.5型フルHD
カメラ:2300万画素
サイズ/質量:W72×H144×D7.7㎜/170g台(予定)
スマホ初「Quad-DAC」搭載で音響にもこだわるLG端末
V20 PRO L-01J
2017年2月発売予定
カメラとオーディオにこだわったLG Electronics製の5.2型モデル。額縁を感じさせないスリムなデザインしていて、アルミボディは滑らかな曲線に仕上がっています。カラーは「チタン」のみ。
F値1.8の高精細レンズを含むデュアルカメラを搭載し、135°の超広角で撮影できます。シャッタースピードやISO感度も調整可能。また、4GBの大容量RAMを搭載しているので、動画の編集もプリインアプリでサクサク行えます。
音響のチューニングはオーディオブランドの「Bang and Olfsen」と共同で行ったこだわり仕様。イヤホンも同梱されます。また、スマホとして初となる「Quad-DAC」を搭載しており、従来のシングルDACと比べ、ノイズが半分に抑えられるのが特徴です。
【SPEC】
OS:Android 7.0
CPU:4コア、2.15GHz×2 + 1.59GHz×2
RAM/ROM:4GB/32GB
画面:約5.5型フルHD
カメラ:1617万画素+817万画素
サイズ/質量:W73×H148×D7.9㎜/約160g
IGZO搭載の「AQUOS EVER」は指紋認証にも対応
AQUOS EVER SH-02J
11月上旬発売予定
現行のAQUOS ZETA(5.3型)よりも一回り小さい5型ディスプレイを搭載する「EVER」シリーズの新機種。側面には指紋センサーが配置され、触れるだけで素早くロック解除などの操作を行えます。
従来機と比べると、防水性能だけでなく、新たに防塵もサポートしました。また、ディスプレイには省電力性に優れるIGZOを採用しています。さらに、厚さは9.7mmから8.3mmへとスリム化。インカメラは210万から500万へと高画素化しています。
【SPEC】
OS:Android 6.0
CPU:8コア、1.4GHz×4 + 1.1GHz×4
RAM/ROM:2GB/16GB
画面:約5型HD
カメラ:1310万画素
サイズ/質量:W71×H143×D8.3㎜/130g 台