懐かしのアップル製品は、オークションで驚くほどの高値が付くことは珍しくありません。つい先日も、同社の原点と言える「Apple-1」コンピュータ、しかも故スティーブ・ジョブズ氏が持っていたという試作機が約67万7000ドル(約9250万円※)で落札されていました。
※1ドル=約136.6円で換算(2022年8月25日現在)
それよりは身近な初代iPhoneですが、なんと最近、新品・未開封品が約3万5000ドル(約480万円)で競り落とされました。
これらの商品は、どちらも懐かしのアップル製ハードウェアを集めたオークションに出品されたものです。
初代iPhoneは2007年1月、ジョブズ氏が「歴史を作る」と宣言して発表しました。タッチスクリーンと2MPのカメラ、そしてフル仕様のウェブブラウザを備えた製品は革新的であり、当時の海外メディアは「iPhoneがジョブズのデモのように上手く機能すれば、ヒット商品になるだろう」と報じていました 。
オークション会社のRR Auctionは、箱に実物大のiPhone画像があり、その画面には12個のアイコンが描かれていることから、初期生産品だと判断したそうです。少し後に生産された分には、13番目のiTunesアイコンが追加されていたとのことです。
また、このオークションには未開封の第1世代iPodも出品されており、すでにこちらも2万5000ドル(約340万円)で落札されています。
そうしたアップル製品のほか、ジョブズ氏ゆかりの品々もオークションで高値で取引されることが度々あります。6月にはサイン入り9ドル18セントの小切手(社名が「アップルコンピューター」だった時代)が5万5000ドル(約750万円)で落札されましたし、サイン入りノートに約12万5000ドル(約1700万円)の値段が付いたこともあります 。
日本で初めて発売されたiPhoneは「iPhone 3G」のため、国内で初代モデルを見つけるのは難しそう。とはいえ、古めで未開封のアップル製品がお手元にあれば、驚くほどのプレミアム価値があるかもしれません。
Source:RR Auction
via:AppleInsider