アップルがiPhoneで32ビットアプリのサポートを終了したのは数年前のこと(iOS 11)でしたが、米グーグルが新発売したPixel 7とPixel 7 Proは64ビットアプリのみに対応する初のAndroidスマートフォンとなるようです。
ツイッターユーザーのMishaal Rahman氏は、Pixel 7シリーズが初の64ビット専用Androidスマートフォンである可能性をつぶやきました。そのため、古い32ビットアプリである「フラッピーバード」はインストールできなかったそうです。
I just asked someone with a Pixel 7 Pro to confirm (H/T @AdamConwayIE), and it indeed seems like the Pixel 7 series ships with a 64-bit only build of Android 13!
This means that 32-bit apps like Flappy Bird can’t be installed. https://t.co/DD9BgRnVz8
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) October 13, 2022
さらにRahman氏はシェルで「フラッピーバード」をサイドロード(Google Playストアなど公式の手段を経由しないインストール)できず、エラーメッセージが出たと報告しています 。他に複数のユーザーが新型Pixelスマホで特定のアプリをサイドロードできないと確認し、それらは32ビットアプリだと分かっています。
しかし、Pixel 7シリーズ搭載のAndroidは、64ビット専用バージョンではなさそうです。なぜなら、32ビットアプリをインストールしようとすると、「アプリがお使いのスマートフォンと互換性がないため、インストールされません」というメッセージが表示されるため、あえて(動く可能性があるのに)ブロックしていると思われるからです。
とはいえ、グーグルは長年にわたりAndroidアプリの64ビット化に努力を注いできたため、特にユーザーが不便な思いをすることはなさそうです。Google Playストアも2019年8月以降、すべてのアプリに64ビット対応を義務付け、64ビット対応のない32ビットアプリは配信が停止されています。
Pixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」も、64ビット専用のAndroid 13を搭載すると噂されています。これからAndroidデバイスを使う人や、最近のアプリを利用する人には何の問題もありませんが、古い32ビットゲームアプリを遊びたい人は、昔のAndroidスマホを手放さない方がよさそうです。
Source:Mishaal Rahman(Twitter)
via:Gizmochina