空港で盗まれた荷物を取り返したり、車両盗難事件の捜査に貢献したり、アップルの忘れ物トラッカーAirTagは、防犯対策として役立っています。最近では、AirTagが迷子になった犬を助けるために活躍したというニュースが米国から届きました。
地元メディアFox 35によれば、米フロリダ州オーランドのDenise Huertasさんは10月20日、近所でゴミ出しをしたそうですが、その1時間後、飼い犬のロッキー(ヨークシャーテリア)がいなくなっていることに気づいたとのこと。
しかし、ロッキーの首輪にはAirTagが取り付けられていました。そこでHuertasさんは走ってiPhoneを取りに行き、「探す」アプリで場所を確認すると、約20分離れたところにいると表示されました。
さらに幸いなことに、ロッキーを見かけた人が動物保護サービスに連れて行ってくれていました。AirTagがあったおかげで、Huertasさんはどこに行けばロッキーを引き取れるかを知れたわけです。ロッキーには身分証明書もマイクロチップも着けていなかったため、保護サービス側も誰に連絡を取ればいいのか知りようがありませんでした。
なお、iPhoneからAirTagを「紛失モード」に設定すれば、他の人も連絡先情報を読み取ることが可能。もっともHuertasさん、あるいは保護サービス側もそれを知らなかったかもしれませんが、この一件からHuertasさんはロッキーにマイクロチップを付ける予定だそうです。
アップルが特に奨励している使い方ではありませんが、通販サイトではAirTagのペット用ケースに人気がある模様。AirTagもそう高価ではなく、取り付けにも手間がかからないため、気軽に利用できそうです。