仮想通貨の交換業大手「FTXトレーディング」(以下、「FTX」)が経営破綻してから、約2週間が経過しました。負債総額は約7兆円、債権者は投資家や企業など100万人を超える可能性があるなど、世界中に混乱が広がっています。
アップルが、そんなFTXの没落を描いた書籍を映像化する権利を取得する見通しだと報じられています。
この書籍は、「マネーボール」や「マネー・ショート」で知られるノンフィクション作家マイケル・ルイス氏によるものです。同氏はFTXが崩壊にいたるまでの6か月間、FTXの創業者でありCEOを務めた(元)カリスマ経営者のサム・バンクマンフリード氏と一緒に過ごしていたとのこと。さしものルイス氏も、一時は260億ドルに上ったバンクマンフリード氏の資産がほぼゼロになるとは予想していなかったのかもしれません。
米Deadlineの情報筋によれば、アップルが提示した額は「(ドルで)7ケタ半ば」。つまり数億円とのこと。アップルはNetflixやアマゾンなどと競り合っているようですが、もしも取引が成立すれば(おそらくApple TV+で)長編映画化される見通しだと伝えられています。
まだルイス氏の書籍は出版されていませんが、仮想通貨帝国・FTXにおける最後の6か月に何が起きたかを明らかにするはず。FTXとバンクマンフリード氏は証券規則に違反した疑いで米国などの調査を受けているほか、広告に関わった世界的な有名スポーツ選手にも影響が及ぶ可能性があるとの報道もあります。
Source:Deadline
via:MacRumors