来年(2023年)のフラッグシップiPhoneのうち最上位モデルは、「iPhone 15 Pro Max」ではなく「iPhone 15 Ultra」と呼ばれるとも噂されています。このUltraモデルが、iPhone 14 Pro Maxよりも大幅に値上げされる可能性があると報じられています。
リーカーのLeaksApplePro氏によれば、iPhone 15 Ultraは(米国価格で)1,199~1,299ドル程度になるかもしれない、とのこと。iPhone 14 Pro Maxが1,099ドル~だったため、100~200ドルもの値上げになるというわけです。
アップルがiPhone 14シリーズの米国価格をiPhone 13から値上げしなかったことは、9月の発表イベントでも驚かれていました。ここ最近は急激なインフレもあり製造コストが上昇しているものの、高価な専用部品を使うiPhone 14 Proモデルさえ例外ではありませんでした。
2017年にiPhone Xを発売して以来、アップルは上位モデルの価格を上げていません。そのため同社は年を追うごとに利幅を下げている事情があり、ついに値上げに踏み切るかもしれないというわけです。
具体的にはiPhone 15 Ultraの製造コストは、iPhone 14 Pro Maxより90ドル高くなるとのことです。最近の日経報道では、iPhone 14 Pro Maxの製造コストは501ドルであり、iPhone 13 Pro Maxよりも60ドル高いとされていました。
iPhone 15 Ultraについては、最上位モデルにふさわしい付加価値がプラスされるとの噂が相次いでいます。
まず、iPhone 15全モデルがLightning端子からUSB-Cに移行するなか、Proモデル(Ultra含む)はデータを高速転送できるUSB-C 3.2またはThunderbolt 3仕様に。また傷が付きにくく高級感のあるチタン素材がUltra専用になることは、以前LeaksApplePro氏ご本人が述べていたことです。
The iPhone 15 Ultra will be made out of titanium.
— LeaksApplePro (@LeaksApplePro) October 20, 2022
iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxは飛ぶように売れており、供給が需要に追いつかないほどです。その流れを考えると、新型iPhoneの平均価格を押し上げて利益を増やすためにも、iPhone 15 Ultraを差別化しつつ値上げするのは理に叶っているはず。
その一方で、このところ円安ドル高は落ち着いてきた感もあり、国内価格がそれほど上がらないよう祈りたいところです。
Source:Howtoisolve
via:BGR