Nothingは自社スマートフォン「Nothing Phone (1)」において、「Android 13」をベースとした「Nothing OS 1.5」のオープンベータプログラムを開始しました。
Nothing Phone (1)は今年7月に国内発表されたスマートフォンで、スケルトンデザインや背面のLED発光機能が特徴。搭載OSは「Android 12」で、Android 13への正式アップデートは2023年前半になることも明かされています。
一部ユーザー向けに開放されたNothing OS 1.5では、Android 13の利用が可能に。これにより、「Material You」テーマやメディアプレーヤーの通知の改善、プライバシーコントロールの強化、メディア再生時のライブキャプションのサポートなどが追加されます。またアプリの読み込み速度が50%向上し、デバイス全体のパフォーマンスが向上するとされています。
NothingのCEOことCarl Pei(カール・ペイ)氏は、Android 13のロールアウトが遅れたことについて、「短期間に数百人の開発者が必要となり、とあるAndroidスマートフォンのOEMからエンジニアをアウトソーシングした」と説明しています。
自分のNothing Phone (1)をオープンベータに登録していれば、「設定 > システム > システムの更新」から確認することができます。またNothingは現在、100人以上のソフトウェア技術者を雇用し、2023年初旬に予定されている一般向けのAndroid 13のリリースを準備しています。新興メーカーにとってOSアップデートはかなり大変な作業なようですが、ぜひ正式リリースを待ちたいものです。
Source: 9to5Google