Twitter(ツイッター)を率いるElon Musk(イーロン・マスク)氏はツイートにて、CEO(最高経営責任者)を辞任しソフトウェア・サービス部門に注力するとの意向を表明しました。
劇的な買収劇によりツイッターのCEOに就任したマスク氏ですが、主要な広告主が離れるなど現在は苦境が続いています。そんな中、これまでも数々の重要な判断や議論についてツイッターの投票機能を利用してきた同氏は、自身がツイッターのCEOを辞任するかどうかの投票を実施。なんと、過半数の「YES」が集まってしまったのです。
I will resign as CEO as soon as I find someone foolish enough to take the job! After that, I will just run the software & servers teams.
— Elon Musk (@elonmusk) December 21, 2022
Musk氏はTwitterのCEOを辞任する条件について、「この仕事を引き受けてくれる愚かな人が見つかったら」と述べており、実際に同職を辞任するかどうかは不透明。また辞任した後も、Musk氏は最大株主であるため、Twitterの実質的な権力者でい続けることになりそうです。
Musk氏にとって今回の投票結果は予想外だったようで、投票結果を見た直後には「(投票が)ボット(プログラム)に影響された」という第三者のツイートをリツイート。さらに「将来の投票は有料会員に限定すべきだろう」と発言するなど、かなり慌てた様子でした。
ドタバタ劇はあったものの、今後もTwitterの舵取りを続けるであろうMusk氏。TwitterがどのようなSNSを目指しているのかは、現時点ではまだまだ不透明です。
Source: Elon Musk / Twitter via The Verge