米グーグルが昨年発売したハイエンドスマートフォンPixel 7で、背面カメラレンズのカバーガラスが落としていないのに粉々に割れたとの報告が、複数のユーザーから寄せられています。
こうした報告は、海外大手掲示板Redditやグーグルのサポートフォーラム等で多くが確認できます。またTwitterでも報告事例がかなりあり、「#pixel7brokencamera」で検索すると生々しい写真を次々と見ることができます。
@madebygoogle So me and my wife each get the Pixel 7 Pro on release, over 2 weeks ago the camera on her phone shattered, tried sending for repair with carrier & found out this is a known issue, what do we do? (same phone in pictures below) #pixel7brokencamera pic.twitter.com/poozU3NceB
— Robert Plant (@normalisaverage) December 31, 2022
考えられる原因の1つは、たとえば寒い屋外と暖かな室内との温度差です。「暖かい場所から寒い場所に持っていくとガラスが割れる」という現象が、Pixel 7のカバーガラスに起こったのではないかというわけです。
グーグル公式の説明によると、最新のPixel 7シリーズは摂氏0度~35度で最適に動作し、保管はマイナス20~45度の範囲で可能とされています。
しかし、Pusha NFT(@timboevbo)というTwitterユーザーは、華氏61度(摂氏では約16度)の部屋から華氏28度(マイナス2度)の部屋にPixel 7を持って行くとガラスが粉々になったと述べています。
Mine went from a 16⁰C room to -2⁰C outside and shattered in 45 minutes, that’s well within the operating temperature range and not unusual for winter
— Pusha NFT (@timboevbo) December 28, 2022
ほか、同じ運命をたどった別のPixel 7ユーザーの「他の人が何をしているかは知らないが、私は自分のデバイスを冷凍庫で使っているわけではない」との書き込みも確認されています。
では、結局のところ真の原因はどこにあるのか。あるRedditユーザーは、製造のバラツキか、あるいは素材のせいかもしれないと推測しています。
「ガラスと(カメラバーの)アルミニウムは熱膨張率が異なる(中略)アルミニウムに近い部分(穴の外側にある)ガラスは製造のバラツキと急速な熱膨張に晒されることがある。ガラスの接着剤が硬すぎた場合(低温で剛性が上がり)ガラスが割れる原因になる可能性がある」というわけです。
この問題をグーグルに報告したユーザーの中には、新品に交換してもらえた人もいるようです。そして、SNSやネット上で苦情の数が着実に増えているなか、グーグルが同じように交換に応じる可能性も低くないと思われます。
記事執筆時点では、Pixel 6シリーズで同じ問題が起こったとの報告は確認されていません。Pixel 7シリーズとはカメラバーのデザインが異なることが関係しているとの推測もあります。
ともあれ、お持ちのPixel 7のカメラカバーガラスが落下していないのに割れてしまった場合は、グーグルに報告して対応を待った方がよさそうです。
Source:Pusha NFT(Twitter)
via:PhoneArena