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Apple
2023/1/24 11:45

AppleのAR/VRヘッドセットはMacの画面になり、映画鑑賞モードも搭載!?

Apple(アップル)からの投入が期待されている「AR/VRヘッドセット」について、AR/VRの切り替えやMacのディスプレイとしても使えるとの情報を、Bloombergが報じています。

↑MacRumorsより

 

すでに数多くの情報が登場しているAppleのAR/VRヘッドセットですが、いよいよ今年の春の発表秋の発売が期待されています。一方で片目4K解像度のディスプレイを搭載するなどハイエンドなスペックとなり、3000ドル(約39万円)とかなり高価になる、との予測も伝えられているのです。

 

Bloombergによれば、AppleのAR/VRヘッドセットはやはり約3000ドルにて投入され、Meta(メタ)のライバル製品のおよそ2倍の価格になるとのこと。そして、「視線と手の追跡機能が大きなセールスポイントとなる」と報じているのです。これは外部カメラによるユーザーの手の分析や、内部センサーによる目の動きの読み取りが可能になることを意味します。そしてユーザーは画面上のアイテム(ボタンやアイコン、リストの項目)を見て、選択することができるのです。ユーザーは親指と人差し指のピンチ動作でデバイスを操作し、手ぶら(コントローラーなし)での利用が可能です。

 

Digital Crown(デジタルクラウン)を利用してAR/VRを切り替え、ARモードではユーザーは現実世界に囲まれたような体験ができます。バッテリーは加熱を防ぐためにポケットに入れて利用し、ヘッドセット本体とはケーブルで接続することになります。さらにヘッドセットの加熱を防ぐため、冷却ファンも搭載される予定です。バッテリー1個では約2時間の利用が可能で、バッテリーのサイズは「iPhone 14 Pro Max」を2台重ねたくらいのサイズ、ともしています。

 

Macのディスプレイ機能は、仮想現実でMacの画面表示を見ながら、トラックパッドやマウス、キーボードでコンピューターの操作が可能。ブラウザやメール、Apple TVなどさまざまなアプリが対応します。文字入力にはAIアシスタント「Siri」か、近くにあるiPhone、Mac、iPadを利用。手を使って入力をする機能も開発中です。本体外部には装着者の目を表示する曲面ディスプレイを搭載。ディズニーやドルビーなどがパートナーとして参加し、巨大なスクリーンで映画を楽しめる「ビデオ鑑賞専用機能」も用意されているようです。

 

このように、かなり先進的な製品になりそうなAppleのAR/VRヘッドセット。ビデオ機能やコンテンツ開発にも力を入れていることから、もしかすると一般消費者でも楽しめる製品になるのかもしれません。

 

Source: Bloomberg via 9to5Mac