「世界初のUSB-Cポートを備えた改造iPhone」を作った人物が、次はAirPods充電ケースのLightning端子をUSB-Cに取り替えたことが注目を集めていました。
その本人が、今度はAirPods Proの充電ケースをUSB-C搭載に改造し、そのやり方を公開しています。
ロボット工学エンジニアのKen Pillonel氏は、AirPods充電ケースの改造に成功した後、AirPods Proで同じことをやってみたいという要望がたくさん寄せられたそうです。
そもそもAirPods Proのケースは開けられるように設計されていませんが(修理業者iFixitによる修理しやすさスコアは10点中0点)可能ではあります。ただし、作業中に何らかのダメージが生じるかもしれません。そこでKen氏は、カスタムUSB-C PCB(プリント基板)とブラケットを設計しつつ、ボトム(下側)ケースの交換品も自作しています。
さらにAirPodsの時と同じく、Ken氏は作業プロセスを撮影し、技術的なノウハウをGitHubに無料公開しています。これを見れば誰でも同じことができるはず……ですが、高度な加工技術や工作機械が必要となるため、しり込みするかもしれません。
もっとも、アップルは2023年内に初のUSB-C搭載iPhoneとAirPodsを発売するとの予想が有力となっています。それまでに、どうしてもUSB-C搭載AirPods Pro充電ケースが欲しい人は、チャレンジしてみてもよさそうです。
Source:Ken Pillonel
via:9to5Mac