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2023/2/16 12:00

AIチャット搭載「Bing」、将来的にはChromeやFirefoxにも対応か?

マイクロソフト(以下、「MS」)は先週、AIチャットの技術を組み込んだ新たな検索エンジンBingとEdgeブラウザーを発表しました発表から48時間で100万人以上が「新しいBing」プレビューのウェイティングリスト(招待を受けるための待ち行列)に登録するほど人気を集めていますが、これを受けて同社は(自社Edge以外の)すべてのブラウザに対応させるつもりのようです。

↑人気急上昇のBing(画像提供/Microsoft)

 

MSのYusuf Mehdi副社長は、AI機能を備えたBingプレビューについて最新情報をツイートし、2月15日現在ではテストや学習、改善を行うために限定プレビューとなっており、徐々に公開範囲を広げているという趣旨のことを述べています。

 

最初の48時間で100万人以上が押し寄せていましたが、今後数週間のうちに利用できる人を「数百万人」に広げる予定とのこと。

 

また「BingとEdgeをデフォルトの検索エンジンとブラウザとして使い、Bingモバイルアプリをインストールしているユーザーを優先」と明かしており、早く使いたい人はこの指示に従ったほうが良さそうです。実際、その通りに行うとウェイティングリスト登録から1日足らずで利用可能となりました。

↑試しに日本の少子化について聞いてみた

 

さらにMehdi氏は、マイクロソフトが時間をかけて、AIチャット機能搭載のBingを全てのブラウザに対応させる「つもり」だと述べています。

 

記事執筆時点では、「新しいBing」を使えるブラウザーはEdgeだけであり、Google Chromeではサンプル版(「おいしい3品コースのメニューを作成してください」など)が確認できるだけ。MSがその制限を解除するのはうれしい話ですが、AIチャットの人気の高さをEdgeブラウザーの普及に繋げたい狙いもあるはず。とすれば、ChromeやFirefoxで利用できるのは、少し先のことになるかもしれません。

 

Source:Yusuf Mehdi(Twitter) 
via:9to5Google