Apple(アップル)が独自開発した「5Gモデム」が2024年にもロールアウトされるとの予測を、Qualcomm(クアルコム)のCEOが発言しています。
AppleのiPhoneシリーズでは、これまでQualcommのモデムが採用されてきました。一方でAppleが独自モデムの開発に取り組んでいることは、これまで何度も報じられてきました。
先日開催されたMWC 2023のカンファレンスに登壇したQualcommのCristiano Amon(クリスティアーノ・アモン)CEOは、「Appleは2024年に独自のモデムを開発すると予測している。しかしもし我々のモデムが必要なら、その準備がある」と発言しています。
BloombergのMark Gurman(マーク・ガーマン)記者は以前に、Appleの独自開発モデムはまずハイエンドモデムから導入され、3年後にQualcommのモデムが完全に廃止されると報告していました。一方で今年の「iPhone 15」シリーズでは、引き続きQualcommのモデムが全モデルで採用されるとも予測されています。
もしAppleが独自モデムの採用に踏み切れば、iPhoneの通信能力をより柔軟にコントロールできるようになるはずです。通信速度が向上するのかどうかも含め、今後の動向に注目したいものです。
Source: Carolina Milanesi / Twitter via MacRumors