iPhoneが防水仕様になってから数年が経ちましたが、アップル公称の数値を超えた水深でiPhone 11が1週間も生き延びたとの報告が届けられています。
ブラジルのメディアG1によると、学生のブレノ・ラファエル氏は首都ブラジリアにあるパラノアー湖でカヤックを漕いでいたところ、溺れている女性を発見。ラファエル氏はためらうことなく、すぐに水に飛び込んで女性を救ったそうです。そして湖岸まで連れて行った後、自分のiPhone 11をなくしたことに気づきました。
ラファエル氏はそのiPhoneを諦めていましたが1週間後、ダイビングのインストラクターのエディニョ・ロシャ氏が生徒たちとナイトダイビングをした際に、水深7mでiPhoneを発見したのでした。
ロシャ氏は水中から引き上げたとき、このiPhoneは使えないと思っていたそうです。が、実際には画面が動いており、iPhoneの緊急メニューから持ち主を確認し、SNS上で呼びかけたそうです。
その投稿を見たラファエル氏は、ロシャ氏のもとを訪れました。本人確認もかねてiPhoneにパスコードを入力してもらったところ、ロックを解除できて持ち主だとわかるとともに、何ごともなかったかのように使えたとのことです。
最初の防水対応iPhoneはiPhone 7であり、最大水深1mまで30分間耐えられるIP67認証を取得していました。そしてラファエル氏のデバイスはiPhone 11であり、水深2mまで、最長30分耐えられるIP68認証を受けています。つまり、アップルの公称値を遙かに超えて生き延び続けたことになります。
とはいえ、アップル公式の1年保証は、水を含む液体による損傷は対象外。いざというときのことを考えると、水没も対象となる有料保証サービスAppleCare+に加入しておくのもよさそうです。
Source:G1
via: 9to5Mac