マイクロソフトはOpenAI社のAIチャット技術を検索エンジンBingとWebブラウザーEdgeのプレビュー版に搭載し、大きな注目を集めていますが、それに続いて今度はOpenAIの画像生成AI・DALL-Eの技術を使った「Bing Image Creator」を実装することを発表しました。
このBing Image Creatorには、DALL-Eの「高度なバージョン」が搭載され、ユーザーは見たい絵を自分の言葉で説明するだけで画像を生成してもらえるそう。つまりBingにテキストを入力すると、文章と画像のどちらでも創り出せるわけです。
また、EdgeブラウザーからもBing Image Creatorが使えるようになります。使い方は、サイドバーのBing Image Creatorアイコンをクリックして画像を生成するか、Bingチャット(クリエイティブモード)から呼び出すだけ。
その一方、画像生成AIが悪用されないよう予防措置も施されているそうです。例えば、有害な画像が生成されそうなことを検知した場合にはユーザーをブロックして警告するとのこと。また、Image Creatorにより生成された画像にはBingアイコンを付けて、AIが作ったことを明確に示すと述べられています。
今回のアナウンスは、ちょうどAdobeが画像生成AI「Firefly」を発表した直後のこと。AIチャットボットと画像生成AIともに、大手IT企業の競争がさらに激しさを増していきそうです。