Apple(アップル)による開発が噂されている自動車「Apple Car(通称)」について、iPhoneの「LiDARセンサー」を製造するサプライヤーが提供する可能性を、中国語メディアの経済日報(Economic Daily News)が報じています。
これまでの報道によれば、Apple Carは自動運転機能を備えた電気自動車となります。12万ドル(約1600万円)の価格設定や、ハンドルやペダルがない完全な自動運転システム、共用座席などのデザインが取り入れられると以前には報じられていましたが、Bloomberg(ブルームバーグ)によればそのような計画は中止されたとしています。
経済日報によれば、AppleはApple Carの自動運転機能を改善し、テストを拡大しているとのこと。そしてサプライヤーのWenmaoが、Apple CarにLiDARセンサーを提供する可能性があるとしているのです。同社はすでに、iPhoneやiPad Pro向けにLiDARセンサーを提供しています。
さらにAppleサプライヤーのFoxconn(フォックスコン)は、Siemens(シーメンス)と共同で高度な運転支援システムを開発していることも報じられています。これも、Apple Carの量産に向けた動きではないかと予測されているのです。
現時点では、Apple Carは限定的な自動運転機能を搭載し、よりオーソドックスな自動車のデザインとなり、価格も10万ドル(約1300万円)以下で販売されると予測されています。2026年の発売が噂されているApple Carですが、その実現までにはまだまだ試行錯誤がありそうです。
Source: Economic Daily News via MacRumors