Google(グーグル)が完全に独自設計したプロセッサ「Tensor G5」を2025年に投入すると海外テックサイトのThe Informationが報じました。
GoogleのTensorシリーズは、2021年にスマートフォン「Pixel 6」シリーズに搭載されてデビュー。2022年に発売された「Pixel 7」シリーズでは、第2世代となる「Tensor 2」が採用されました。
今回の報道によれば、Googleはもともと2024年に完全に独自設計したプロセッサ「Redondo(開発コード)」を投入する予定だったとのこと。しかし、量産のスケジュールが間に合わず、現在は「Laguna(開発コード)」をTensor G5として、2025年に投入する予定だと言います。
Tensor G5はTSMCの3nmプロセスで製造され、薄型化と電力効率の向上のために「Integrated Fan-Out」という手法を採用。これまでのTensorシリーズはSamsungが製造してきましたが、Googleは徐々にチップの機能を自社開発に切り替えているようです。
Googleによる設計とAI(人工知能)の組み合わせによって独自の機能を実現してきたTensorシリーズ。今後もPixelシリーズのスマートフォンを差別化する要因として、重要なプロセッサとなりそうです。
Source: The Information via 9to5Google