「iPhone 15」シリーズの投入が10月以降になる可能性が、海外アナリストにより指摘されています。さらに上位モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」は、発売時には品薄になるかもしれません。
Bank of America(バンク・オブ・アメリカ)でアナリストをつとめるWamsi Mohan氏によれば、iPhone 15シリーズの発売は数週間遅れる可能性があるとのこと。つまり、例年通りなら9月に発売されるのが、10月から12月へと延期されると指摘しているのです。
Mohan氏はサプライチェーンから得た情報をもとに、今回の予測を伝えていますが、具体的な原因については触れていません。昨年の「iPhone 14」シリーズでは、中国製造拠点の問題により「iPhone 14 Plus」のみが10月に発売されました。そのようなことが、iPhone 15シリーズで繰り返される可能性がないわけではありません。
一方で海外テックサイトのThe Informationは、iPhone 15 Pro/Pro Maxはディスプレイ製造上の問題により、9月の発売時には限られた台数しか用意できないと指摘しています。iPhone 15 Pro/Pro Maxでは画面のベゼルを狭くするために、新しい製造プロセスが必要となっているのですが、この製造現場にて問題が起きているというのです。
ベゼルによる遅延といえば、「Apple Watch Series 7」でも画面を大きくしつつベゼルを狭くする際に問題が発生し、発売が約1か月延期されたことがあります。同様のトラブルがiPhone 15 Pro/Pro Maxで起きないことを、願うばかりです。