「Apple Watch Ultra」向けの「microLED(マイクロLED)」ディスプレイ製造に向け、LGが複数の特許を購入したことを、韓国ニュースサイトのThe Elecが報じています。
Apple Watch Ultraに微小なLEDを一つ一つの画素として利用するmicroLEDディスプレイが搭載されるとの情報は、以前にも報じられていました。ただし製造上の問題により、その登場は2026年に延期されているようです。
The Elecの報道によれば、LGは台湾企業からmicroLEDの転写印刷プロセスやスタッキング、タッチコントロール、センシング、AR/VR/HUDに関連する技術を購入したとのこと。とくに、微細なチップを正確に配置する転写印刷プロセスが、microLEDディスプレイ製造において重要な技術だとも報じられています。
また報道によれば、LGはすでにApple Watch向けのmicroLEDディスプレイの小規模な生産ラインを建設しているとのこと。この施設は2024年後半にオープンし、Apple向けのディスプレイを組み立てる予定だとしています。
明るくてコントラストが高く、応答速度が速くて省電力など、まさに夢のような技術のmicroLEDディスプレイ。今後も、生産性の改善に向けた取り組みが続きそうです。