GoogleのPixelスマートフォンは、カメラアプリの使いやすさが好評を呼んできました。そのカメラアプリのUI(ユーザーインターフェース=操作画面)が、次期「Pixel 8/8 Pro」にて数年ぶりに一新されると著名リーカーが主張しています。
信頼性の高いリーカー Kamila Wojciechowska氏によると、新アプリでは手の届きやすさを改善するため、画面の下部に操作系を置くことに重点が置かれているそうです。
まず設定を呼び出すボタンは、左上から左下に移ったとのこと。とはいえ、設定メニューは今までと同じく、上半分に表示されるようです。また、下から上に指をスワイプするジェスチャー操作でも呼び出せるとのことです。
また新UIでは、写真モードとビデオモードが完全に分離されています。現行アプリでは混在していますが(シャッターボタン内の白丸が大きければ写真、小さければ動画)、改訂版では写真と動画のアイコンで分かりやすく切り替えられるようになっています。
まず写真モードでは、アクションパン/長時間露光/ポートレート/フォト(普通の写真)/夜景/パノラマの6モードを確認できます。
かたや動画モードでは、パン/ブラー/スローモーション/タイムラプスの4モードあり。ビデオ手ぶれ補正は設定メニューに移動し、標準/ロック/アクティブを選ぶことができます。
またシャッターボタンの位置は真ん中で変わらないものの、自撮り/背面カメラの切り替えボタンが右に、最近撮った写真の確認が左となり、左右が入れ替わりました。ズームの倍率切り替えはその上に表示され、モード切替はシャッターボタンの下にあります。
一方、Googleは「スタッガードHDR」機能の開発に取り組んでいるそうです。これは3つの異なる露出(短、中、長)で撮影し、最終的に1つの画像に結合する技術のこと。通常のHDRと同じ効果を出しつつ、写真がぼやけるおそれを減らすものです。
さらに「Adaptive touch」という新機能もあるそうです。こちらはシーンに応じてフラッシュの強さを調整したり短くすることで「露出オーバーを防ぎ、低照度での撮影を改善」するそうです。
これまで動画と静止画、どちらを撮影しているか分かりにくく、また操作メニューが上下に分かれて指が届きにくいこともありました。新アプリでは、片手でも思った通りに操作しやすくなりそうです。
また前例からは、この新しいカメラアプリUIはまず最初にPixel 8シリーズに実装され、その後にPixel 6や7といった過去モデルでも利用できる可能性が高そうです。1~2年前のPixelスマホを持っている人たちも、楽しみに待ちたいところです。
Source:Android Authority
via:9to5Google