Galaxy S24、「Snapdragon 8 Gen 3の高速版」を搭載する可能性がにわかに高まる

ink_pen 2023/8/28
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Galaxy S24、「Snapdragon 8 Gen 3の高速版」を搭載する可能性がにわかに高まる
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

サムスンの次期フラッグシップ・スマートフォン「Galaxy S24」シリーズに、クアルコム製の最新チップ「Snapdragon 8 Gen 3」が搭載されるとの予想は、7月に登場したベンチマーク結果(「Galaxy S24+」のもの)により裏付けられていました。

↑チップの性能がもっと良くなりそう

 

それに続き、他社のスマートフォンも「Snapdragon 8 Gen 3」を採用したことを示すベンチマークが出現したことで、Galaxy S24シリーズには特製の高速バージョンが搭載される可能性が高まりました。

 

現行のGalaxy S23シリーズには、当時はサムスン独占だった「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」が搭載されています。標準的なSnapdragon 8 Gen 2チップよりも動作クロック周波数が高く、処理性能もパワフルとなった特別版です。

 

さて、Nubiaの次期スマホと思われる「NX769」が、人気ベンチマークアプリの投稿サイトGeeknbench Browserに登場しました。この機種は、Motherboard欄が「pineapple」、Governor欄が「walt」であり、どちらも上記のGalaxy S24+と同じ。そこから、両方ともSnapdragon 8 Gen 3を搭載していることが判明しました。

 

しかし、NubiaのSnapdragon 8 Gen 3チップは、ベース周波数が2.26GHz、2.27GHz動作のCPUコアが2つ(クラスター1)、2.96GHz動作のコアが5つ(クラスター2)、3.19GHz動作の高性能コアが1つ(クラスター3)という構成。

 

対して、Galaxy S24+搭載チップは、ベース周波数が同じ2.26GHzでありながら、クラスター1の周波数が2.26GHzから2.27GHzに、クラスター2のうち3コアは2.96GHzから3.15GHzに、高性能コアは3.19GHzから3.30GHzに引き上げられています。

 

こうしたことから、2024年もサムスンとクアルコムがGalaxyスマホ専用の「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」を投入する可能性がうかがえるわけですね。

 

Galaxy S23シリーズもパワフルな性能とバッテリー持ちの良さが大好評でしたが、Galaxy S24シリーズもその長所に磨きをかけると期待したいところです。

 

Source:Geeknbench Browser(1),(2) 
via:Sammobile

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