英・Nothing Technologyは、お手ごろ価格のサブブランド「CMF」のもとで3つの新製品を発表しました。ワイヤレスイヤホン「Buds Pro」とスマートウォッチ「Watch Pro」、それに「Power 65W GaN」と呼ばれる急速充電器というラインアップです。
Buds Proは49ドル(約7300円※)という価格ながら、しっかりとした機能を備えています。イヤホンの内側と外側にマイクを搭載し、最大45dBのノイズを検知して打ち消すハイブリッド・アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を内蔵しています。
※1ドル=約149円で換算(2023年9月28日現在)
また、このイヤホンには外部音取り込みモードが搭載されており、周囲の音を聞き取ることも可能。ANCをオフにした場合、1回の充電で最大11時間の再生ができ、ケースを装着した場合は最大39時間となります。また、IP54の防塵・防水性能も備えているとのこと。
一方、スマートウォッチ・Watch Proの価格も69ドル(約1万円)とお手ごろです。解像度410×502の1.96インチ有機ELディスプレイを搭載し、最大輝度は600ニトで常時表示にも対応。数十種類の文字盤を切り替えられ、IP68の防塵・防水性能も備えています。
さらにGPSも内蔵し、心拍数や血中酸素濃度、睡眠、毎日の歩数も記録でき、110種類のスポーツモードにより、さまざまな運動を測定できます。スマートフォンとも連携でき、連絡先リストを見たり、時計から電話をかけることも可能。1回の充電で最大13日間もバッテリーが持つとうたわれています。
最後に、Power 65W GaNはUSB-Cを2つとUSB-Aを1つ備えた充電器。サムスンの9V2Aやアップルの2.4Aなど、さまざまな急速充電規格にも対応しているそうです。また、自社のNothing Phone (2)を25分で50%まで充電できるとのこと。価格は39ドル(約5800円)です。
これらの新製品はロンドンにあるNothing直営店で9月30日から「限定販売」され、その後さらに多くの場所で販売される予定です。特にBuds ProとWatch Proともに、競合他社の製品よりも大幅に安くなっていますが、入手した人々の使用レビューを待ちたいところです。