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2016/12/5 19:41

【保存版】Touch Barの使い方をどこよりもわかりやすく解説! 新「MacBook Pro」はスマホ世代に使いやすい操作性だ

またAppleがすごいものを生み出しました。今年発売された新MacBook Proには、ファンクションキーの部分に「Touch Bar(タッチバー)」という細いディスプレイが搭載されています。発表を見た時点では、“えっ、これ要るの?”と思った人も多いでしょうが、触ってみるとコレが非常に便利! 本記事では、その使い心地について詳しくご紹介します。

 

今回レビューしたのは、新MacBook Proの13インチ・Touch Bar搭載モデル(19万3104円~)。サイズは閉じた状態で、W30.41cm×H1.49cm×D21.24cm。A4用紙よりも数ミリ大きいくらいなので、カバンに入れて持ち運ぶのに適しています。

↑重さは1.37kg。片手でも楽に持ち上げ可能
↑重さは1.37kg。片手でも楽に持ち上げ可能

 

↑ディスプレイサイズは13.3インチ。明るくて、色域も広い
↑ディスプレイサイズは13.3インチ。明るくて、色域も広い

 

↑Functionキーの列が「Touch Bar」になっている
↑Functionキーの列が「Touch Bar」になっている

 

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↑このくらい開く。左右には「Thunderbolt 3」のポートが2つずつ。右側面にはイヤホンジャックが1つ備わる

 

↑「Touch ID」はiPhone感覚で使えて便利。ボタンになっているので、“カチッ”と押せる
↑「Touch ID」はiPhone感覚で使えて便利。ボタンになっているので、“カチッ”と押せる

 

Touch Barはパソコン操作を時短する便利ツール

新たに搭載されたTouch Barは、通常のパソコンのFunctionキーが並ぶ位置にあります。タッチ操作が可能で、表示されたボタンをタップしたり、スワイプしたりできるわけです。ポインタを細かく動かす手間が解消されるので、素早く・感覚的に操作可能。また、2 in 1 パソコンのように画面をタッチする必要がないので、自然な動作で利用できて、腕も疲れません。

 

ブラウザを開いているときは、表示されているサイト一覧のアイコンがTouch Barに反映されるので、ポインタやマウスの操作をしなくてもTouch Barだけで移動することができます。タッチパネル搭載機種のように、画面まで手を伸ばさずとも操作できる点が便利です。

↑例えば、【新しいタブを開く→Facebookを起動】は、マウスポインタでやると面倒だが……
↑例えば、【新しいタブを開く→Facebookを起動】は、マウスポインタでやると面倒ですが……

 

↑Touch Barなら2回タップするだけ!
↑Touch Barなら2回タップするだけ!

 

↑画面を直接タップする2 in 1 PCよりも自然な動作で利用できる
↑画面を直接タップする2 in 1 PCよりも自然な動作で利用できる

 

具体的にどんなことができるの?

では、さっそくTouch Barでどんなことができるのか見ていきましょう。Touch Barを(1)右側エリア、(2)左側エリア、(3)アプリごと、の3つに分けてみると全体像がわかりやすくなります。

 

(1)右側は固定されている

まず、Touch Bar右端には、下記のような4つのボタンが表示されます。Siriを起動したり、音量や画面の明るさを調節したりすることが可能です。また、隠れているボタンもあります。ここからはキーボードのバックライトなどを調整できます。

↑(A)Siriが起動する(B)消音のオン・オフ切り替え(C)スライダで音量の調整(D)スライダで画面の明るさの調整(E)隠れているボタンが表示される
↑(A)Siriが起動する(B)消音のオン・オフ切り替え(C)スライダで音量の調整(D)スライダで画面の明るさの調整(E)隠れているボタンが表示されます
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↑前画面で(E)をタップすると表示されるボタン一覧。(F)音楽の操作、中央タップで「iTunes」起動(G)キーボードのバックライト調整(H)アプリを一覧表示(I)表示しているウィンドウを重ならずに一覧表示(J)これらのボタンを隠します

 

(2)左側はカスタマイズ可能

続いて、Touch Bar左側の表示を見ていきましょう。実はこの部分、ユーザーが自由にカスタマイズできます。

 ↑何もボタンを表示させていない状態。このスペースをカスタマイズ可能
↑何もボタンを表示させていない状態。このスペースをカスタマイズ可能

 

カスタマイズが行える画面は、ディスプレイ上端の【表示→Touch Barをカスタマイズ】をクリックすると表示されます。

↑「Touch Barをカスタマイズ」をクリック
↑「Touch Barをカスタマイズ」をクリック

 

↑Touch Barに表示可能な項目が一覧表示されます
↑Touch Barに表示可能な項目が一覧表示されます

 

なかでも、筆者のお気に入りは2つ。タップするだけで新しいフォルダが作成できる「新規フォルダ」と、タップ後にフォルダの場所を入力して素早く検索できる「新規ウィンドウ」です。なお、ボタンとボタンの間にスペースを入れて、タップしやすい位置に調整することもできます。

 

(3)アプリごとに表示される内容が変わる

実はTouch Barに表示される項目は、クリックした場所によって変わります。(1)(2)はデスクトップの背景をクリックしているときの内容でした。ここで例えば、「Safari」をクリックした場合を見てみましょう。下記のように「検索欄」や、「新規タブ」のボタンが表示されました。

↑Safari起動時のTouch Barの表示。「新規タブ」を開いた状態では、お気に入りのサイトの一覧が表示される
↑Safari起動時のTouch Barの表示。「新規タブ」を開いた状態では、お気に入りのサイトの一覧が表示される

 

「新規タブ」→アイコンをタップで、素早くブックマークしたウェブサイトを起動できるというわけです。

 

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↑ちなみに、初期登録されていない「GetNavi web」をブックマークしてみたところ、このように表示されました

 

このように、アプリごとに操作を効率化できるショートカットボタンが表示されます。マップ起動中なら、「現在地の表示」や「近くの施設の検索」。Numbers起動中なら、関数などの「数式の記入」、といった具合です。もちろん、サードパーティ製のアプリも、随時対応していく予定とのこと。

 

ちなみに、アプリによっては従来通りのFunctionキーが使いたくなる人もいるでしょう。その場合には、「システム環境設定」から「キーボード」→「ショートカット」→「ファンクションキー」を選択し、「+」からアプリを選択し、「追加」すればOK。指定したアプリの起動中には、Functionキーが表示されるようになります。

 

玄人でも初心者でも、Touch Barは試す価値あり!

“そういえばFunctionキーって使ったことないかも”という人は多いのではないでしょうか。「Touch Bar」搭載のMacBook Proなら、デッドスペースを有効活用できるはず。最初は操作に戸惑うかもしれませんが、慣れさえすれば、従来のキーボードよりもずっと素早く操作が行えるようになり、作業効率もグンッと上がります。

 

また、あまりパソコンを使ったことがない人にとっても、iPhoneに近い操作性はわかりやすいです。指紋センサーや、3D Touch、タッチ操作など、共通する要素が多いので、初心者にとっての敷居も低くなりました。「ノートパソコンデビュー」を検討する際に、ぜひチェックしてみるとよいでしょう。