アップルはiPhone 15 Proを発表した際に、新たなアクションボタンに10種類の機能が割り当てられると述べていました。が、その1つは後ほど登場とされ、これまで9種類しか使うことができませんでした。
現在ベータ版がテスト中のiOS 17.2では、ようやく最後の1つが実現することが明らかとなりました。
iOS 17.2からは、iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxでは、アクションボタンに「翻訳」を割り当てられるとのこと。この新たなオプションは、設定アプリのアクションボタン項目内で、「ボイスメモ」と「拡大鏡」の間に位置しています。
ここで「翻訳」を割り当てると、アクションボタンを押すことでダイナミックアイランド(画面上部の楕円状スペース)で翻訳セッションが起動。わざわざ翻訳アプリを起動する必要はありません。
この「翻訳」アプリは2020年、iOS 14にて導入されたものです。すべてiPhone内で処理され、結果も端末内に保存されるため、オフラインでも使うことができます。
次期アップデートでは、アクションボタンに次の10個の機能が割り当てられることになります。
- サイレントモード: 従来のサイレントスイッチと同じ
- フォーカス: 集中モードをオンまたはオフにする
- カメラ: アクションボタンを1回押すだけでカメラアプリを起動、写真やビデオ撮影もできる
- フラッシュライト: iPhone背面のフラッシュライをオンオ
- ボイスメモ: ボイスメモの録音を開始または停止する
- 翻訳:翻訳アプリを起動し、会話やテキストを翻訳できる
- 拡大鏡:iPhoneのカメラを、小さな文字やモノを見る拡大鏡にできる
- ショートカット: アプリを開いたり、お気に入りのショートカットを実行する
- アクセシビリティ: お気に入りのアクセシビリティ機能に素早くアクセスする
- ノーアクション: 何もしない
また米9to5MacがiOS 17.2ベータSDK(ソフトウェア開発キット)を調べたところ、噂の「未開封のiPhoneをワイヤレスでアップデートできる」機能を確認したとのことです。
iOS 17.2が正式リリースされれば、iPhone 15 Proのアクションボタンがさらに多機能となり、また最新のセキュリティアップデートをした状態でのiPhoneを購入できることになりそうです。
Source:9to5Mac(1),(2)