広告を非表示にする「広告ブロッカー」を使うユーザーをブロックするテストを数か月前から行ってきたYouTube。同社はこの取り組みを世界的に実施すると正式に発表しました。
YouTubeのコミュニケーション・マネージャーであるクリストファー・ロートン氏は、広告表示を許可するか、または広告なしになる有料サービスYouTube Premiumに登録するかをユーザーに聞く「世界的な取り組みを開始した」と述べています。
広告ブロッカーの使用はYouTubeの規約に違反し、「広告は世界中のクリエイターの多様なエコシステムを支え、何十億もの人々がYouTubeのお気に入りのコンテンツにアクセスすることを可能にしている」と付け加えています。
実際、ここ数週間にわたって広告ブロックを使う人々がYouTubeの動画を観られなくなったとの報告が相次いでいます。また、YouTubeもサポートページを公開し、各ブロッカーにおいて「YouTubeで広告を許可する方法」の手順を説明しています。
広告ブロッカーを入れた状態でYouTubeを観ようとした場合、動画プレイヤーに「広告ブロッカーはYouTubeの利用規約に違反します」とのメッセージが表示されます。そして、「YouTube広告を許可する」をクリックしてブロッカーを無効化するか、YouTube Premiumに加入しない限り、先には進めません。
YouTube Premiumの料金は、日本でも2023年8月に値上げされました。それでも個人プランの月額が1280円、年額が1万2800円ということで、米国の月額13.99ドル(約2100円※)/年額139.99ドル(約2万1000円)よりは安くなっています。
※1ドル=約150円で換算(2023年11月1日現在)
Source:The Verge,Android Authority