そろそろ新型のM3 MacBook ProやiMacが、注文した人々に届き始めている頃ですが、それらの一部では古いmacOS Venturaがインストールされ、最新のmacOS Sonomaにアップデートできないと報告されています。
X(旧Twitter)を見る限り、少なくとも一部のM3 MacBook ProやiMacにはmacOS Ventura 13.5の未発表ビルド(公式に配信されていないバージョン)が搭載されているようです。その公式版は今年7月にリリースされており、その後にアップデートや、次期macOS Sonoma 14が配信されています。
Thanks to the MacRumors forums, we were able to verify that some of the new macs ship with an unreleased build of macOS 13.5 which means some of these Macs have been sitting in a warehouse since July. https://t.co/8BzwFduo8Z
— Aaron (@aaronp613) November 7, 2023
つまり、これら一部のM3 Macは7月頃からアップルの倉庫にあり、数か月間も出荷を待っていたことを意味しているようです。
これは興味深くはありますが、大した問題ではないはず。しかし、今回の場合、macOS 13.5を搭載したM3 MacBook ProはmacOS Sonomaにアップデートできないとのこと。システム設定アプリからアップデートを確認すると「あなたのMacは最新です」というメッセージが表示されるそうです。
Ok, here’s something weird.
Our M3 MacBook Pro shipped with Ventura and can’t seem to update to Sonoma at all. Version not compatible.
Our M3 Pro MacBook Pro shipped with Sonoma.
Did anyone else get an M3 that shipped with Ventura? pic.twitter.com/me0kLZjk6f
— Daniel (@ZONEofTECH) November 7, 2023
さらに、Mac App Store経由でアップデートしようとしても失敗。「要求されたバージョンのmacOSは利用できません。お使いのMacがこのソフトウェアと互換性があるかどうかを確認してください」とのエラーメッセージが出ています。
アップルがいつ公式に対応するかは不明ですが、「アップルのInstall Assistantパッケージをダウンロードし、macOS Sonoma 14.1に手動でアップデートする」方法で回避できるそうです。
この問題は最下位のM3を搭載したMacBook ProやiMacのみに起こっており、M3 ProやM3 Maxを搭載した上位モデルでは確認されていません。アップルの対応を待ちたいところです。
Source:MacRumors