アップルの従業員の転職先として最も人気が高いのはグーグルであることが、LinkedInを使った分析によって判明しました。
起業を支援する米企業のSwitch on Businessは、LinkedIn上でハイテク企業の従業員のプロフィールを調査。従業員数が多い企業は、グーグル、アマゾン、アップル、メタ、マイクロソフト、IBM、テスラの順となりました。
そして、各企業をペアにして、以前に勤務していた企業を調査。すると、アップルを退職した従業員の場合、次の就職先として多かったのはグーグル、アマゾン、メタ、マイクロソフト、テスラの順番となったのです。特にグーグルに移る人は、アマゾンに比べて約2倍も多かったとのこと。
逆に、アップルに転職した従業員の以前の職場として多かったのは、インテル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、IBM、オラクル、テスラが挙げられています。インテルからアップルへの転職が多かったのは、アップルがインテルのスマホ向けモデム事業を2019年に10億ドル(約1500億円※1)で買収したことが原因のようです。
※1: 1ドル=約148円で換算(2023年11月28日現在)
このような転職状況について、海外ニュースサイトの9to5Macには「安定した大企業を退職し、独立して裕福でもなく、ベンチャーキャピタルの支援も受けていない場合、また大企業に就職して不用意なリスクを避けるでしょう」などのコメントが寄せられています。
米国、ひいては世界のトップIT企業の社内は、意外と顔見知りだらけなのかもしれません。
Source: Switch on Business via 9to5Mac