Apple(アップル)のスマートウォッチ「Apple Watch Series 9」「Apple Watch Ultra 2」の米国での販売が、12月21日から停止します。
Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2が販売中止する理由は、医療機器会社のMasimo(マシモ)との特許紛争にあります。アメリカ国際貿易委員会(ITC)の判決によれば、酸素飽和度の測定方法とユーザーへのデータ提供方法が、Masimoの特許を侵害していとのこと。これにより、アメリカでのApple Watchの輸入が禁止される可能性があったのです。
Bloombergによれば、Appleはこの問題を回避するため、血中酸素センサーに使用されているアルゴリズムを変更するべく取り組んでいます。一方でMasimoは、問題の解決はソフトウェアの変更だけでは対処できず、「ハードウェアを変える必要がある」との見解を示しています。
突如降って湧いた、Apple Watchの販売停止騒動。日本を含めた米国外の市場ではApple Watchの販売は継続されますが、同製品の将来のためにも、特許問題が早く解決されてほしいものです。