すでにiPhoneではバッテリーの劣化状態を設定アプリから知ることができますが、Androidスマートフォンではサードパーティ製アプリを使うか、特別なコマンドを入力しなければ確認できませんでした。
そんななか、まもなくAndroid端末でも設定アプリからバッテリーの状態が分かるようになる可能性が浮上しています。
今月のPixel Feature Drop(GoogleのPixelスマホ向けアップデート)では、すでに設定アプリの「デバイス情報」内に「バッテリー情報」項目が追加されています。現在はバッテリーの製造日とサイクル数の表示だけに留まっています。
が、Android OSの分析で知られるMishaal Rahman氏によれば、最新ベータ版の「Android 14 QPR2 Beta 2」では隠しページ「バッテリーの健康」(Battery Health)が追加されたとのこと。それと合わせて、画面を公開しています。
まだ、実際にバッテリーがどれほど劣化したかは表示されていませんが、コードを解析したところ「バッテリーが新品だったときと比べて、現在バッテリーが保持できる推定充電率」のような情報が表示されるかもしれないそうです。
さらにRahman氏は、バッテリー容量が減っていたり、バッテリーが検出されないと示すと思しきアイコンも発見。またバッテリーの健康状態に変化があった場合、設定アプリが「ヒント」を送信するため、ユーザーは手動で確認しに行く必要がないと述べています。
「バッテリーの状態」表示は、iPhoneユーザーにとっては基本的な機能と思えるはず。が、Androidでも同じ機能が標準の「設定」アプリからすぐ利用できるようになれば、バッテリーを交換したり修理に出す目安ともなり、大きな進歩となりそうです。
Source:Android Authority